参考画像:YouTube|スクリーンショット
(2015/1/14、WIRED)
ジョンズ・ホプキンズ大学の研究開発チームでは、エボラ出血熱が蔓延する現場の最前線で働く医療従事者の保護を強化する防護服の試作品を開発した。
この防護服は、着用者が服の外側に触れなくても済むように、複数のファスナーや留め具を使って外側にめくれるように落ちて、着用者から離れるようになっている。
この記事のポイントは、防護服のデザインが医療従事者の保護を強化するためだけでなく、患者が受ける恐怖心を和らげることも目的とされていることです。
「患者たちはエボラ治療チームを恐れる。彼らの姿はまるで宇宙飛行士のようで、口元も見えない。それに、彼らの文化では(従来の防護服の)白い色は葬式を連想させるので、これも恐れられる理由になる」と、ジョンズ・ホプキンズ大学の研究開発チームのひとりであるユーセフ・ヤズディは説明する。
以前のニュースを見た記憶によれば、エボラ出血熱に感染の疑いがある人も防護服を着た医療従事者を恐れて「自分はエボラ出血熱ではない」と偽り逃げていました。
それは、医療従事者の防護服から「死」を連想されるというのもあったのかもしれません。
今回の防護服のデザイン変更によって、医療従事者がより安全に治療をすることができるようになり、また、患者も安心して治療が受けられるようになることを望みます。
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