「エボラ出血熱」タグアーカイブ

西アフリカで起きたエボラ出血熱 WHOが終息宣言

Ebola virus

by CDC Global(画像:Creative Commons)




西アフリカのエボラ出血熱 WHOが終息宣言

(2016/1/15、NHK)

西アフリカで過去最悪の規模で感染が拡大したエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は、最も大きな被害を受けたリベリアでも一定の期間、新たな感染が確認されず、2年余りにわたって続いた今回の感染はすべて終息したと発表しました。

エボラ出血熱の終息宣言が出ていたリベリアで新たな感染を確認(2015/11/25)ということで心配されていましたが、WHOは新たな感染が確認されないため、終息宣言を出しました。

また、エボラ出血熱から回復した子どもたちは1200人以上いるものの、周りから偏見や差別にさらされることも少なくないと指摘しています。そのうえでユニセフは、緊急事態が収まったあとも、こうした子どもたちに継続的な支援が必要だと訴えています。

病気による偏見や差別を受けることもあり、感染が終息したからといって安心することなく、予防対策や元患者への支援など今後とも継続的な支援が必要なようです。







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エボラ出血熱の終息宣言が出ていたリベリアで新たな感染を確認

Ebola virus

by CDC Global(画像:Creative Commons)




シエラレオネのエボラ熱、WHOが終息宣言

(2015/11/8、CNN)

ギニア最後のエボラ患者が回復、終息宣言秒読みに MSF

(2015/11/18、時事通信)

エボラ出血熱の死者の大半はリベリア、ギニア、シエラレオネの西アフリカ3国で出ているのですが、リベリアでは5月にいったん終息宣言が出ましたが、その後に感染者が発見され、改めて9月に終息宣言が出されました。

また、シエラレオネでは11月に終息宣言が出され、ギニアではまもなく終息宣言が出されるというところまで来ているそうです。

もう少しでエボラ出血熱の終息も間近だと思った矢先に、リベリアで新たに3人の感染が確認されました。

エボラ終息宣言のリベリア、新たに3人の感染を確認

(2015/11/22、CNN)

エボラ出血熱の流行終息を宣言していた西アフリカ・リベリアで、新たに3人の患者が確認されたことが22日までに分かった。

今後拡大する恐れもあるので心配です。

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WHO、リベリアのエボラ出血熱終息宣言|これからの3つの課題

Checking Personal Protective Equipment (PPE) in the fight against Ebola

by DFID – UK Department for International Development
(画像:Creative Commons)




リベリアのエボラ出血熱、WHOが終息宣言

(2015/5/9、朝日新聞デジタル)

世界保健機関(WHO)は9日、西アフリカのリベリアでのエボラ出血熱の終息を宣言した。

WHOは、リベリアでのエボラ出血熱の終結を宣言したそうです。

エボラ出血熱のニュースが最近取り上げられていなかったため、忘れていた人も多かったと思いますが、ひとまずは安心して良いようです。

終息した今だからこそ考える必要がある課題3つをあげてみました。

1.エボラ出血熱の治療薬

エボラ出血熱の感染拡大|試験段階にある治療薬の利用を検討ーWHO

インフルエンザ治療薬がエボラ出血熱治療に有望ではないかと考えられていて、すでに治験が重ねられている薬であるため、感染者治療として期待されているようです。

富士フイルムのインフルエンザ治療薬がエボラ出血熱に有望というニュースが話題になりましたが、その後のニュースがなかったため、現在治療薬として利用できるのかどうか気になるところです。

2.感染拡大を防ぐアイデア

エボラ出血熱用防護服の新デザインは「患者を安心させる」デザインにージョンズ・ホプキンス大

エボラ出血熱に感染の疑いがある人も防護服を着た医療従事者を恐れて「自分はエボラ出血熱ではない」と偽り逃げていました。

医療従事者を恐れて逃げる人がいたというニュースがありましたが、その国の文化を知り、少しでも安心して治療を受けてもらうためのアイデアを考えていく必要があるのではないでしょうか。

3.医療従事者を守るアイデア

エボラ出血熱患者が週1万人ペースで増加する恐れもーWHO

アフリカに比べて設備が整っているアメリカにおいて、全身を覆う防護服を着用し、CDC(米疾病対策センター)の定める感染症対策の手順に従って細心の注意を払っていたはずの看護師に感染したということです。

全身を覆う防護服を着用し、感染症対策の手順に従っていた医療従事者が感染したというニュースがありましたが、医療従事者を守るためにも終息した今だからこそそのアイデアを検討してほしいですね。







エボラ出血熱用防護服の新デザインは「患者を安心させる」デザインにージョンズ・ホプキンス大

Johns Hopkins personal protective equipment prototype for Ebola

参考画像:YouTube|スクリーンショット




新しいエボラ用防護服の「人を安心させる」デザイン

(2015/1/14、WIRED)

ジョンズ・ホプキンズ大学の研究開発チームでは、エボラ出血熱が蔓延する現場の最前線で働く医療従事者の保護を強化する防護服の試作品を開発した。

この防護服は、着用者が服の外側に触れなくても済むように、複数のファスナーや留め具を使って外側にめくれるように落ちて、着用者から離れるようになっている。

この記事のポイントは、防護服のデザインが医療従事者の保護を強化するためだけでなく、患者が受ける恐怖心を和らげることも目的とされていることです。

「患者たちはエボラ治療チームを恐れる。彼らの姿はまるで宇宙飛行士のようで、口元も見えない。それに、彼らの文化では(従来の防護服の)白い色は葬式を連想させるので、これも恐れられる理由になる」と、ジョンズ・ホプキンズ大学の研究開発チームのひとりであるユーセフ・ヤズディは説明する。

以前のニュースを見た記憶によれば、エボラ出血熱に感染の疑いがある人も防護服を着た医療従事者を恐れて「自分はエボラ出血熱ではない」と偽り逃げていました。

それは、医療従事者の防護服から「死」を連想されるというのもあったのかもしれません。

今回の防護服のデザイン変更によって、医療従事者がより安全に治療をすることができるようになり、また、患者も安心して治療が受けられるようになることを望みます。







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エボラ出血熱患者が週1万人ペースで増加する恐れもーWHO

Ebola

by Phil Moyer(画像:Creative Commons)




エボラ患者、週1万人のペースで増加も WHO

(2014/10/15、CNN)

世界保健機関(WHO)は14日、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネで流行しているエボラ出血熱について、年内に週1万人ものペースで患者が増える恐れがあるとの見通しを示した。

エボラ出血熱の患者が週1万人ペースで増加する恐れがあるそうです。

感染率を減らすためにWHOが行なう対策は次の通り。

WHOは感染率を減らすため、12月1日までに患者の70%を隔離し、死者の70%を安全に埋葬するという目標を設定した。

しかし、この目標を達成するためには、多くの人員や施設を整える必要があり、WHOのエイルワード事務局長補は懸念を示しています。

 

■Facebook創業者、Microsoft創業者がエボラ出血熱対策に寄付

フェイスブック創業者夫妻、エボラ熱対策に約27億円を寄付

(2014/10/15、msn)

米交流サイト大手フェイスブック(Facebook)共同創設者のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は14日、致死率の高いエボラ出血熱のまん延を食い止める米国の努力を支援するため、妻のプリシラ・チャン(Priscilla Chan)さんと共に2500万ドル(約26億8000万円)を寄付すると発表した。

<中略>

先月には、米マイクロソフト(Microsoft)創業者ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏夫妻の慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)」も、エボラ出血熱の封じ込めに協力するため5000万ドル(約53億5000万円)を寄付すると発表した。

Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏やMicrosoftのビル・ゲイツ氏がエボラ出血熱の蔓延を食い止めるために寄付を行っているそうです。

 

■全身防護服でも感染!?

全身防護服で感染の衝撃 エボラ熱、欧米で不安広がる

(2014/10/15、朝日新聞デジタル)

米テキサス州の病院で、エボラ出血熱患者の治療にあたっていた女性看護師が二次感染したことが初めて確認された。全身を守る防護服を着ていた医療従事者が感染したことに、米国では衝撃が広がっている。

この記事のポイントは、アフリカに比べて設備が整っているアメリカにおいて、全身を覆う防護服を着用し、CDC(米疾病対策センター)の定める感染症対策の手順に従って細心の注意を払っていたはずの看護師に感染したということです。

日本上陸も秒読み!? エボラウイルス米国人看護師感染の意味

(2014/10/14、WEDGE)

米疾病対策センター(CDC)は、今回の看護師の感染例を「ある時点でプロトコール(手順)違反があった」として例外的であることを強調し、「封じ込めは十分可能である」と自信を見せていた。

感染した理由として、手順違反があったためということでしたが、対策が十分でないということによって、医療従事者にも不安が広がる恐れがあります。

そして、いつ日本に上陸してもおかしくないところに来ているのは間違いないようです。

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