by Michael Dougherty(画像:Creative Commons)
アメリカに来て1年経っての雑感。日本との違いなど。 - medium
■アメリカの肥満の原因は貧困による食習慣
アメリカ人にとってピザは野菜!なんて冗談を言ったりしますが、笑えないのがアメリカの現状です。国民全体の約35%が肥満状態にあり、原因は貧困による食習慣と言われています。
肥満と生活保護・貧困との関係-米によれば、肥満率が高い州は南部に多く、またフードスタンプ(日本で言えば生活保護のようなもの)の受給者も南部に偏っているということから肥満と貧困には相関関係があるのではないかと考えられます。
低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査によれば、厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。
低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないという記事によれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。
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■アメリカではヘルシーフードやヘルスケア関連のStartupがさかん
そういった事情もあって、ヘルシーフードやヘルスケア関連のStartupが日本に比べると非常にさかんなイメージがあります。”健康になること”対して強いニーズがあるので、市場が大きい。
起業家の成功の秘訣は「睡眠、食事、運動」によれば、起業家の食生活は、コーヒーをがぶ飲みし、朝から夜までピザを食べ続け、何日も徹夜する生活から、昆布茶やケールを取り入れ、しっかりと睡眠をし、体をよく動かす健康的な生活に変更してきているようです。
TWITTER創業者が毎日チェックする「する/しない」リストを健康的な視点から見てみるによれば、Twitterの創業者ジャック・ドーシー「する/しない」リストには、健康を意識した内容を「する」リストに入っています。
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■アメリカでは健康に対する個人の意識・関心の差が大きい
だからといってアメリカ人が食に対していい加減かというと、そんなことはなく、Vegetarian、Vegan、Gluten Freeなど食べ物のバリエーションは非常に豊富です。個人の意識や関心の差が大きいのが、問題なんだと思いますが、そのギャップが変な感じです。
「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査でも、年収が高い人ほどよい生活習慣を持っている(よい生活習慣を持っている人ほど年収が高い)傾向にあります。
#健康格差 とは|所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなる!?や#健康格差 は収入・学歴などが要因?|WHO、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるでも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。
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■まとめ
日本でも健康に対する個人の意識・関心の高さに違いがありますが、アメリカではその違いが顕著に現れているということですね。
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