by Geraint Rowland(画像:Creative Commons)
多忙中毒になってない? 速度をゆるめてテクノロジーと付き合う 「スローテック・ムーブメント」とは
(2015/3/29、ライフハッカー)
スローテックはテクノロジーの速度を落とすということではありません。生活の速度を上げるためではなくて、生活を向上させるためにテクノロジーを使うということです。
<中略>
スローテック・ムーブメントの目指すところのほとんどは内省に関することですが、外界とのシンプルな触れ合いもそれに劣らず大切です。いま手掛けているプロジェクトを次のステップに進めるのに必要な返信が来ているかチェックするよりも、家族や友人にはじまりバスの中の見知らぬ人に至るまで、自分の周囲にいる人たちと触れ合う瞬間を大切にすることです。
これまでにもテクノロジーとの距離感の取り方についてこのブログでは何度か取り上げてきました。
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テクノロジーに囲まれた生活をしていると、ニュースから置いてけぼりにあっているんじゃないかとか、友達といつもつながっていないと不安だとか、スキマ時間を埋めたいなどいうように思ってしまいがちです。
しかし、本来テクノロジーというのは、その効率性によって時間を作ったり、生活の質を向上させるためにできたはずですが、今はそのテクノロジーによって心がせわしない状態になってしまい、文字通り忙殺されています。
いつも忙しいと感じている人は、この記事で提案されているように、テクノロジーから離れてみて、生活をスローダウンさせてみてはいかがでしょうか。
例えば、メールやLINEなどをチェックをしない時間を作る、テクノロジーから離れて散歩したり、読書したりする、人に会う時間をつくる。
目の前にいる人とのコミュニケーションを大事にすることで、自分の周囲にいる人たちと触れ合う瞬間を大切にすることこそが最も自分の人生を豊かにしてくれるはずです。
テクノロジーとの向き合い方を考えることが自分の生活の質を向上させるきっかけになるのではないのでしょうか?
→ 自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識すること について詳しくはこちら
P.S.
さぁ、私は今からスクリーンから離れてみます。
【オススメ動画】
カール・オノレイ: 「スロ-」の勧め|TED TALK
ジャーナリストのカール・オノレイは西欧のスピード偏重が、健康や生産性、生活の質へ悪影響を与えていると考えています。一方で、スローダウンする風潮が次第に醸成されつつあることを指摘します。
【追記(2015/8/5)】
Kinfork(Japan Edition Volume Eight)で紹介されているカール・オノレイさんのコメントが印象的です。
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スローダウンすることで人生の様々な出来事を見逃してしまうと不安になる人がいますが、人生はこの瞬間、ここに存在しているのです
人が忙しくしている理由は「不安」があるからなのかもしれません。
「不安」にフォーカスするのではなく、例えば「ロマンチックなこと」にフォーカスをすると、忙しくすることが大事ではなくて、味わうゆとり・余裕が重要なことがわかるのではないでしょうか。