by ChrisDag(画像:Creative Commons)
IBM、医療データの分析などでApple、J&J、Medtronicと提携
(2015/4/14、Itpro)
米IBMは現地時間2015年4月13日、医療データの収集、分析、活用などに関し米Appleと提携したと発表した。
米IBMは医療データの収集、分析、活用などに関し、Apple社と提携すると発表しました。
また、IBMは、人工知能システム「Watson」を利用して分析したこうしたデータをアップルのHealthKitをはじめとする健康データを扱う医療・研究機関などに提供する新事業「Watson Health」を立ち上げることも発表しました。
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■Watson Healthとは?
「Watson Health」とはどのような事業なのでしょうか?
IBMが狙う「医療データ解析」市場 人工知能をアップルに提供
(Forbes)
・アップル社はWatsonのシステムをHealthKitやResearchKitに導入。個人の健康情報を収集し、そのデータを臨床試験に活用する試みを始めている。
・ジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)社は、膝や腰の手術の分野で最大のインプラントメーカー。Watsonを用い、患者ごとのカスタマイズ対応の仕組みを構築し、手術向けのコンシェルジュサービスを始動する。
・Medtronic社は心臓病や糖尿病関連の埋め込み型デバイスを製造する企業。Watsonを使用してデータを収集し、医療関連機器の動作を分析する。
医療ビッグデータの解析の分野はこれから成長が見込まれる分野であり、IBMは多くの企業と提携を行うことでこの分野における主要プレイヤーになろうとしているようです。
10年後のヘルスケア産業の未来とは?について以前書きましたが、こうした企業が参入することによって、未来のヘルスケア産業・医療分野はもっと先に進むかもしれませんね。