高田純次さんの自分を伸ばすルールは「説教・自慢話・思い出話」を抑えること


Talking on the edge in Zurich

by Alexandre Dulaunoy(画像:Creative Commons)




高田純次が語る成長するための戒め「説教・自慢話・思い出話」

(2015/5/7、LINEニュース)

「人生が変わる1分間の深イイ話」で、オリエンタルラジオに高田純次が現役を続けるため「説教、自慢話、思い出話は抑えていかないと。自分が伸びないからねえ」とアドバイスしました。

年長者との話でよくあるのが、「説教」「自慢話」「思い出話」ですよね。

高田純次さんは自分自身が成長するために自分の価値観を押し付けるような「説教」「自慢話」「思い出話」を抑えているのでしょう。

自信のない人はコミュニケーションよりも尊敬を求めるで紹介した『自信と劣等感の心理学』(著:加藤諦三)よれば、

自慢話をするのは劣等感があるから

なのだそうです。

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劣等感の強い人は、コミュニケーションよりも尊敬を求める。
<中略>
自分に自信のない人は相手から「尊敬」を求めるが、自分に自信のある人は相手との「コミュニケーション」を求める。
<中略>
自分に自信のない人はコミュニケーションよりも尊敬を求める。尊敬が何よりも嬉しい。その瞬間、劣等感で傷ついた心が癒される。
恋愛でも自分に自信のない人は相手の異性から尊敬を求める。

その人とあった時にしかできない内容であったり、「今」について話したりすることがコミュニケーションだと思うのですが、自信がない人はコミュニケーションではなく尊敬を求めるために「説教」「自慢話」「思い出話」をしてしまうのではないでしょうか。

例えば、説教する場合でも、自分の失敗談を交えて話されると「こんなすごい人でも失敗することがあるんだ」と思って聞き入ってしまいます。

本当に自信があるすごい人ほど自分のことを大きく見せようとはしないイメージがあるものですよね。

そんな人は周りの人が勝手にすごい人だといってくれるため、わざわざ自分から自慢話をする必要もないのでしょうけど。

自分が話している内容を思い出してみて、もし「説教」「自慢話」「思い出話」が多い場合には、今自分は成長していないかもしれないと思ったほうがいいかもしれません。

P.S.

マインドフルネスは、無意識下の偏見を減らす

(2015/5/7、DHBR)

マインドフルネスの定義はさまざまだが、煎じ詰めれば「その瞬間に起きていることに意識を集中させる」ことであり、自動操縦(無意識的な行動)とは対照的な状態を指す。「今、この時」に集中することで思慮深く行動でき、過去に形成されてきた連想に基づく無意識的な判断に流されにくくなる。

高田純次さんの考え方を都合よく解釈すれば、「マインドフルネス」的とも言えるのではないでしょうか?

過去に囚われることなく、今この瞬間に起きていることに意識を集中する。

今もなお人気であり続けるのは、過去の経験を抑え、今この瞬間を大事にしているからなのかもしれません。