WHO、リベリアのエボラ出血熱終息宣言|これからの3つの課題

Checking Personal Protective Equipment (PPE) in the fight against Ebola

by DFID – UK Department for International Development
(画像:Creative Commons)




リベリアのエボラ出血熱、WHOが終息宣言

(2015/5/9、朝日新聞デジタル)

世界保健機関(WHO)は9日、西アフリカのリベリアでのエボラ出血熱の終息を宣言した。

WHOは、リベリアでのエボラ出血熱の終結を宣言したそうです。

エボラ出血熱のニュースが最近取り上げられていなかったため、忘れていた人も多かったと思いますが、ひとまずは安心して良いようです。

終息した今だからこそ考える必要がある課題3つをあげてみました。

1.エボラ出血熱の治療薬

エボラ出血熱の感染拡大|試験段階にある治療薬の利用を検討ーWHO

インフルエンザ治療薬がエボラ出血熱治療に有望ではないかと考えられていて、すでに治験が重ねられている薬であるため、感染者治療として期待されているようです。

富士フイルムのインフルエンザ治療薬がエボラ出血熱に有望というニュースが話題になりましたが、その後のニュースがなかったため、現在治療薬として利用できるのかどうか気になるところです。

2.感染拡大を防ぐアイデア

エボラ出血熱用防護服の新デザインは「患者を安心させる」デザインにージョンズ・ホプキンス大

エボラ出血熱に感染の疑いがある人も防護服を着た医療従事者を恐れて「自分はエボラ出血熱ではない」と偽り逃げていました。

医療従事者を恐れて逃げる人がいたというニュースがありましたが、その国の文化を知り、少しでも安心して治療を受けてもらうためのアイデアを考えていく必要があるのではないでしょうか。

3.医療従事者を守るアイデア

エボラ出血熱患者が週1万人ペースで増加する恐れもーWHO

アフリカに比べて設備が整っているアメリカにおいて、全身を覆う防護服を着用し、CDC(米疾病対策センター)の定める感染症対策の手順に従って細心の注意を払っていたはずの看護師に感染したということです。

全身を覆う防護服を着用し、感染症対策の手順に従っていた医療従事者が感染したというニュースがありましたが、医療従事者を守るためにも終息した今だからこそそのアイデアを検討してほしいですね。