ニュースの配信時刻、Twitterは朝5時頃、Facebookは午後2~4時頃に配信した記事が話題になりやすい


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by Japanexperterna.se(画像:Creative Commons)




ニュース記事の配信時刻、Twitterは朝5時台、Facebookは午後2~4時台が拡散しやすいとの調査結果

(2015/6/23、internet watch)

朝5時前後に配信した記事はTwitterで話題になりやすく、午後2~4時ごろに配信した記事はFacebookで話題になりやすいという傾向があるという。

ユーザーローカルによる「ネットニュース記事の配信時刻とソーシャルメディアの反響調査」の分析結果によれば、朝5時前後に配信した記事はTwitterで話題になりやすく、午後2~4時ごろに配信した記事はFacebookで話題になりやすいそうです。

参考画像:ニュース記事の配信時刻、Twitterは朝5時台、Facebookは午後2~4時台が拡散しやすいとの調査結果

参考画像:ニュース記事の配信時刻、Twitterは朝5時台、Facebookは午後2~4時台が拡散しやすいとの調査結果

「時間帯別記事の配信数」のグラフと「記事が配信された時間帯とSNSでの拡散の関係」のグラフを比べてみます。

  • 朝5時ごろからニュースの配信が増える
  • 朝5時ごろTwitterでの拡散効果が高い

この5時という時間帯は出社前の朝活であったり、朝の準備の時に、その日のニュースを一通りチェックして、Twitterで拡散していると考えられます。

また、Facebookではなく、Twitterをニュースリーダーとして活用していることも考えられます。

  • 朝11時ごろニュース記事の配信のピークになる

ランチタイムの前を狙って、ニュース記事の配信が増えるのかもしれませんが、拡散効果はあまり得られないようです。

ニュースチェックよりもランチ、友達や恋人へのメッセージの返信、ゲーム、動画を見るといった休憩することを重視しているのかもしれません。

  • 14時ごろのニュースの配信は比較的少ない
  • 午後2~4時ごろに配信した記事はFacebookでの拡散効果が高い

午後2時ごろのニュースの配信は少なくなっていることから、その日のニュースがある程度出そろった段階でFacebookを活用してニュースを拡散しているということでしょうか。

ただ、その時間帯でのTwitterの拡散効果はFacebookのように上がっていないので、ユーザーの違いが現れているのかもしれません。

媒体のジャンルによる調査では、女性向け媒体は夕方以降に配信すると反響が大きく、ビジネス媒体は早朝の記事の反響が大きい傾向になった。女性向け記事の場合、19時に配信された記事は、Facebookでの1記事あたりの拡散数が約2.5倍以上になったという。

ターゲットによって反響が大きい時間帯についてまとめてみます。

  • 女性向け媒体は夕方以降に配信するほうが良い
  • ビジネス向け媒体は早朝に配信するとよい
  • 女性向け記事は19時に配信するとFacebookでの拡散効果が高い

時間帯別総ツイート数ランキングからわかる感情の推移とは?によれば、夕方から午後7時にかけては、一日の疲れが出ていて、また夕食を作って食べる時間帯のため、そうしたホッとした時間帯こそ女性向けの記事をチェックする人が多いのではないでしょうか。

時間帯別の気分ワード TOP5(正午から夕方)

時間帯別の気分ワード TOP5(夜から夜中)

時間帯別総ツイート数ランキングからわかる感情の推移とは?によれば、早朝はポジティブな言葉が並んでいて、その日一日頑張っていこうと思う時間帯にビジネス系の記事をチェックする意欲も高いのではないでしょうか。

時間帯別の気分ワード TOP5(早朝から昼前)

■まとめ

こうしたニュース記事を見ると、みんな忙しいんだなとつくづく感じます。

朝早くからニュースをチェックしたり、午後の細切れ時間をうまく使わないとニュースをチェックする時間がないことがうかがえます。

個人を含む情報を発信する人・メディアが増える一方、それを受け取る私たちの時間は限られているわけですから、できるだけ自分に合ったニュースが配信されるようになるサービスが求められるというのは必然ですね。







P.S.

ちなみに、時間帯別総ツイート数ランキングからわかる感情の推移とは?によれば、朝5時頃・午後2時から4時にツイートされている言葉は以下のようになっています。

時間帯別の気分ワード TOP5(深夜から未明)

時間帯別の気分ワード TOP5(正午から夕方)

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