肉好きシニアが増えている!?|肉で低栄養が予防できる!?

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■肉好きシニアが増えている!?|肉で低栄養が予防できる!?

Prime Rib

by rpavich(画像:Creative Commons)

「肉こそパワーの源」長寿のカギにぎる肉食シニア 鬱や自殺予防にも効果が…

(2015/7/20、産経新聞)

厚生労働省の平成25年の調査によれば、60~69歳の1日の肉類摂取量(平均値)は77グラムで、10年前の57グラムから増加。40~60代の男女2700人に「肉料理が好きか」を尋ねた博報堂新しい大人文化研究所の24年の調査でも、60代の男性の86・0%、女性の78・7%が肉料理を「好き」と答えた。

高齢者の食事といえば、和食・粗食をイメージしますが、この調査によれば、団塊世代を含む60代は肉好きなのだそうです。

■高齢者は低栄養になりやすい

「もともと高齢者は加齢に伴って食が細くなりがち。低栄養状態にも陥りやすい。栄養不足の状態が続くと、細菌やウイルスに対する抵抗力が衰えたり、血管の壁がもろくなったりと老化が進行する。認知機能が低下しやすいことも分かってきている」と藤原氏。

お年寄りは低栄養に注意によれば、低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

お年寄りの低栄養の原因としては、次のような理由が考えられます。

●加齢による食欲減退や摂食、のみ込む機能などの低下

●買い物できる場所が減っている

●『粗食が体に良い』という認識や『健康に良い』といわれる特定食品を重点的に食べるといった偏った食品摂取

低栄養を予防するという意味では、60代が肉好きになったということは大変良いと思います。




■適度に欧米化された食生活で寿命が延びた?

低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK) 4月28日でも紹介しましたが、昭和40年以降、日本食+欧米食になったことで、今までの植物性食品や魚に加えて、牛乳・乳製品、肉類、卵類の動物性食品・油脂を摂取するようになったことが寿命が延びている理由と考えられるようです。

こうした食生活の変化によって、血管をしなやかで丈夫に保つために必要な栄養素(質の良い動物性のたんぱく質やコレステロールなど)が摂取でき、血管が弱っておこる脳卒中(脳出血・脳梗塞)が減少し、平均寿命が延びたと考えられます。

つまり、適度に欧米化された食生活により、質の良い動物性たんぱく質やコレステロールを摂取することになったことで、日本人の平均寿命は大きく延びたということです。

■現代の食事の問題点

ただ、現代の食事にも問題があります。

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2005年の食事は、コメが少なく、肉類、油脂類が多いのと、丼ものやパスタなどの単品メニューが目立ってきており、また、油分の取り過ぎという特徴があります。

つまり、食生活が欧米化され過ぎたということですね。

わかりやすい例が、沖縄県でしょう。

沖縄、男女とも中性脂肪値が全国最悪 男性の3人に1人が基準値を超えている!?で紹介した全国健康保険協会が公表している2011年度から13年度の健診の結果、沖縄県の男女の中性脂肪の基準値を超えた人の割合は全国ワーストだったそうです。

また、2009年に紹介した記事(メタボ「要指導」人口比21・3% 全国最悪 【沖縄】)によれば、沖縄県で特定健診(メタボ健診)を受けた人のうち、特定保健指導が必要な人が、人口比21.3%で、全国一でした。

沖縄県では、食生活の変化(食生活の欧米化)に伴って、肥満が増加しているというニュースを時々目にしますが、それを裏付ける結果となったようです。

その時のデータによれば、厚生労働省の調査で、沖縄県は、生活習慣病の要因となる肥満者の割合が男女とも全国1位、生活習慣病の代表である糖尿病による死亡率も1位でした。

つまり、現在はあまりにも欧米化された食事に偏っているので、和食の比率を少し増やすと、以前のようなバランス良い食生活に戻るのではないでしょうか。

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら。




→ 中性脂肪が高い原因 について詳しくはこちら。

→ 中性脂肪を減らすには?中性脂肪を下げる食品・食事 について詳しくはこちら。




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