臨時診療所への医薬品のドローン配達が米国で初めて実現


Drone and Moon

by Don McCullough(画像:Creative Commons)




米で初のドローン配達 臨時診療所に医薬品

(2015/7/18、WSJ)

米東部バージニア州の田舎にある臨時の外来診療所に17日、医薬品が届けられた。配達したのは無人機(ドローン)。

政府の認可を受けたドローン配達が米国で初めて実現した。

スイスポスト、ドローンを使った医療用緊急配送システムのテストスタートという記事を先日紹介しましたが、アメリカではじめて政府の認可を受けたドローンが臨時の外来診療所に医薬品の配達を行ったそうです。

まずはこのあたりからドローンに対する良いイメージを作っていくことが大事なのでしょうね。







【関連記事】

P.S.

高齢者宅には年475億円分の残薬(飲み残し・飲み忘れの薬)がある!?|解決する4つの方法によれば、全国の薬局であまった医療用の薬を預かって、必要としている薬局にネット販売する仕組みがあります。

薬剤師は調剤を拒否してはいけない法律があり、薬局はたった一人の患者しか使用しない薬でも、処方箋に書かれていれば用意しないといけない法律があるため、薬が余るという問題があるそうです。

薬局は国内に5万5000軒あるといわれ、全国の薬局が年間で20万円ずつぐらい期限切れの薬を捨てるということですから、つまり、年間100億円以上の薬が期限切れで廃棄処分されているそうです。

もし、ドローンの活用が許されるならば、薬局に在庫がない薬を他の薬局からドローンで融通することができるという仕組みが作られて、廃棄される薬が減るのではないでしょうか。