若田光一飛行士が着陸後の記者会見に自ら歩いて出席したことに宇宙医学が注目





NASA Astronaut Rick Mastracchio and JAXA Astronaut Koichi Wakata visit GSFC

by NASA Goddard Space Flight Center(画像:Creative Commons)

運動?慣れ?実験薬?若田さんの元気探る

(2009/8/2、読売新聞)

若田光一飛行士(46)が31日、宇宙での長期滞在から帰還したが、着陸後の記者会見に自ら歩いて出席したことが、宇宙医学の面から注目されている。

宇宙から帰還した飛行士の方は、しばらく歩けないため、会見に出席することがほとんどなかったと思います。

今回の若田光一さんが着陸後すぐに記者会見にあらわれたのが、とても不思議に感じたのは、そういうことだったんですね。

なぜ若田光一さんが元気なのか。その理由に宇宙医学が注目しているそうです。

着陸後に若田さんを診察した宇宙機構の嶋田和人・宇宙飛行士健康管理グループ医長は「国際宇宙ステーションの新型の器具による運動が効果的だったのか、今回が3度目の飛行で慣れていたのか」と分析する。

無重力で骨が弱るのを防ぐため、骨粗しょう症の治療薬を実験的に服用したのが効いた可能性もある。

宇宙ステーションの中で行なった運動がよかったのか、また、3度目の飛行で体が慣れていたのか、それとも骨粗鬆症の治療薬がよかったのか、今後の検査結果に注目が集まりそうです。

お疲れだと思いますので、まずはしっかりと休んでいただきたいですね。