by Eva Rinaldi(画像:Creative Commons)
「家族という概念が人類を悲惨にした」 チームラボ猪子氏が語る、現代のつながりがもたらした不幸とは
(2014/12/23、ログミー)
■猪子寿之(チームラボ)が考える20年後の未来とは?
●未来の人間は創造的な仕事ばかりやっている
創造的なことばかりやっていて、それは別にすごいハイレベルなことから、別に普通の、そういう例えばサイエンティストとかアーティストとかだけではなくて、普通の仕事っていうことが多分、ほとんどの普通の仕事っていうのは創造的な仕事になっていくと思うんですよね。
ロボットやソフトウェア、人工知能が様々なことを代行していくことによって、創造的ではない仕事はなくなり、より人間らしい創造的な仕事だけをするようになるだろうというのが猪子さんの考える未来です。
●有限概念から解放される
簡単に言うと、よりデジタル的なもので代替可能だっていうことを人々が知ることによって、人々は物質から解放されて、結果的に有限概念みたいなものから解放されるんじゃないかなと思ってるんですよね。
写真や音楽の世界において所有の概念が変化したように、物質を所有するという考え方から解放されていくようになるのではないか、そして結果的に有限概念から解放されていくのではないかというのが猪子さんの考えです。
■まとめ
2つの考えをまとめると、現代の人間は様々な概念に縛られていますが、そうした概念から解放されることによって、人間はより幸せになっていくということですね。
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■感想
石黒浩さんと猪子寿之さんが考える未来を基に考えると、未来は時間に余裕ができて、有限概念から解放され、より創造的な仕事をするようになるというものです。
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創造的な仕事とは何かについて考えてみると、現在私たちがやっている仕事のほとんどはロボットや人工知能、ソフトウェアで代替可能な仕事であり、あまり創造的な仕事が何であるのかというのは想像出来ません。
一つ挙げられるとするならば、「子育て」ではないでしょうか?
現代の人は、時間もお金も限りがあるため、子育てをする時間がない人もいますし、また、与えたいという教育をお金がないために諦めるという人もいるでしょう。
しかし、未来は、時間にも余裕があり、所有するという概念からも解放されているため、自分たちがやりたいと思う子育てができるようになります。
親が精いっぱい子どもたちを育てられる未来になることで、子どもたちが笑顔になる未来になるといいですね。