Netflixスタート!|ネットフリックスのすごいポイントを解説 #ネトフリ


Netflix Logo

by Global Panorama(画像:Creative Commons)




■スマートテレビに「Netflix」の赤いボタンがついている?

Netflix

by Brian Cantoni(画像:Creative Commons)

本邦初公開! 世界最大の映像配信サービス「Netflix」CEOにカルフォルニア本社でインタビューしたよ ‪#‎ネトフリ‬

(20156/1、ギズモード) 海外で発売されているほとんどのスマートテレビに「Netflix」と書かれた赤いボタンが付いていることがそれを如実に示しています(日本でも東芝 / Panasonic / SHARP / SONYが採用)。もはやNetflixが視聴しやすくなってないスマートテレビは売れないという状況。

Netflixがどれだけ海外のユーザーにとって重要になっているのかは、こちらの部分からわかります。

■日本での最初のターゲットは、Apple Watchを付けているような人?

本邦初公開! 世界最大の映像配信サービス「Netflix」CEOにカルフォルニア本社でインタビューしたよ ‪#‎ネトフリ‬ (2015/6/1、ギズモード)

日本において最初の数年は、そこまで全国的な広がりをターゲットにはしていません。どちらかというと、あなたのようにApple Watchをつけているような人(笑)、つまり新しいことが好きなアーリーアダプターにNetflixを試してほしいと思っています。

インタビューではこのように応えていましたが、ネットフリックスのイベントをツイートによれば、やはりマスを狙うような印象を受けます。

■ユーザーが見たいはずの作品を見つけられるカタログを提供する!?

052:365 - 06/21/2012 - Netflix

by Shardayyy(画像:Creative Commons)

「Netflix」の“待ち時間を実質的に0にする”ストリーミングの秘密とは? ‪#‎ネトフリ‬

(2015/6/8、ギズモード)

他のサービスだとレコメンドは「あなたのためにおすすめします」ですよね? でも僕たちの研究によると、ユーザーは何を見ればいいかということを指示されるのを嫌うんです。だから僕らは何を見るべきかということをユーザーに言いません。「あなたへのおすすめ」とはね。僕らがやっているのは、それぞれのユーザーが見たいはずの作品を簡単に見つけることができるように、巨大なカタログを編集することなんです。

ユーザーはレコメンドを指示されるのは嫌うという研究結果があるそうです。

そこで、ネットフリックスがやっていることは、ユーザーが見たいはずの作品を見つけられるカタログを編集することなのだそうです。




■ユーザーの待ち時間をゼロにするためにネットフリックスがやっていることとは?

「Netflix」の“待ち時間を実質的に0にする”ストリーミングの秘密とは? ‪#‎ネトフリ‬

(2015/6/8、ギズモード)

この「予測」には2つのレベルがあります。まずレコメンド機能が基本的な予測ですよね。どういったコンテンツをユーザーが見たがるかを予測します。これが1つ目のレベル。2つ目のレベルでは、実際にユーザーが見るものを選んでいるときに、次に何を再生するのかを予測し、再生を押す前にストリーミングの準備をするようにしています。

アマゾンでは、ユーザーが注文する前にユーザーの購買行動を予め予測していて、購入ボタンを押す前にすでに配送するというシステムを作ろうとしているというニュースがありました。

【参考記事】

ネットフリックスは、このアイデアに近く、ユーザーが選ぶ前に、何を再生するかを予測し、ストリーミングの準備をすることで待ち時間をゼロにしているそうです。

■オリジナルドラマ「センス・エイト」のタイトルはダジャレでつけられた!?

ウォシャウスキー姉弟のアクションを4Kストリーミングで! オリジナルドラマ「センス・エイト」にNetflixの流儀をみた ‪#‎ネトフリ‬

(2015/6/16、ギズモード)

英語には「sensate(センセイト、s-e-n-s-a-t-e)」という言葉がある。知覚するという意味だ。高められた能力であるということだ。だから「Sense 8(Sense eight)」なんだよ。“a-t-e(エイト)”は“e-i-g-h-t(エイト)”とライムしている。ストーリーを考えているときにラナ(・ウォシャウスキー)がやって来て…ノートに“sensate”という言葉が書いてあったんだ。そして、タイトルが決まったんだ。大変な仕事はこれで終わりだ、って(笑)。

Sense 8というドラマは、ストーリーに合わせてタイトルを決めたのではなくて、ほとんどダジャレでつけられたそうです。

Sense8 – Official Trailer – Netflix [HD]

■Netflixは、モンスター級の「プラティッシャー」

Netflixのマジックはデータではなく、コンテンツ(クリエイター)へのリスペクトにある ‪#‎ネトフリ‬

(2015/8/3、ギズモード)

いわば、プラットフォームビジネスからスタートし、現在はコンテンツ制作・配信も兼ねるようになったモンスター級の「プラティッシャー(プラットフォーム+パブリッシャー)」。

ネットフリックスはそもそもはプラットフォームビスネスからスタートしていて、現在では、コンテンツの制作も行っています。

そして、日本での映像化するのが話題の「火花」(著:又吉直樹)ということで、注目を集めています。

【参考記事】

■まとめ

Netflixのマジックはデータではなく、コンテンツ(クリエイター)へのリスペクトにある ‪#‎ネトフリ‬の中で、チーフ・コンテンツ・オフィサーであるテッド・サランドス(Ted Sarandos)さんは次のように語っています。

新しい才能や新しい考えを生み出す環境を作るのに必要なのは、大きなプラットフォームを用意することです。

ネットフリックスでは視聴率を重視していません。

Ted 視聴率で争うことは、番組のクオリティーを下げる原因となってきたと考えています。

そして、クリエイターに対して、口を挟まないそうです。

彼らの人生において一番の作品を制作してもらえるように自由と責任を与えること。

こうした考えを持つ「プラティッシャー(プラットフォーム+パブリッシャー)」に才能あふれるクリエイターが集まらないわけがありません。

House of Cards – Season 1 – Official Trailer – Netflix [HD]