by hobvias sudoneighm(画像:Creative Commons)
人間とロボットの大きな違いはなんだろうか?
2015年9月6日放送のワイドナショーで作家羽田圭介さんが言っていたことが印象的です。
自分なりに解釈すると次の通り。(正確に覚えておりませんので、あしからず)
人間の中にある感情の中心にあるのは、「恐怖心」。
人間の体は取り換えがきかない。
そこで、恐怖心が生まれる。
そこに、すべての感情が結びついていると。
しかし、ロボットは取り換え可能である。
そのために、恐怖心という感情がないため、人間と同じような感情を持つのだろうか。
ロボットに感情は必要なのか?|アンドロイド研究者石黒浩教授へのインタビューによれば、アンドロイド研究の第一人者として知られる大阪大学・石黒浩教授へのインタビューで、「ロボットに感情は必要なのか?」という質問に対して、感情はコミュニケーションに欠かせないので、言葉よりも先に感情を与えるべきだと答えています。
「科学者が、コンピュータが感情をもつことは可能だと言うんだよ」|映画「トランセンデンス」監督ウォーリー・フィスターインタビューで紹介した映画「トランセンデンス」の監督ウォーリー・フィスターが科学者にリサーチしたところによれば、人間の脳を全部コンピューターにアップロードしたら感情を持つかという質問をしたら、全員イエスと答えたそうです。
しかし、羽田圭介さんの意見を参考にすれば、恐怖心がなければそれに紐付いた感情が生まれないのですから、感情を持つことはできないでしょう。
また、恐怖心というものをロボット・人工知能に学習させるとしたならば、ロボットや人工知能からその”ロボットらしさ””人工知能らしさ””コンピュータらしさ”が失われることになってしまい、ただの人間のコピーを作ることになってしまうことになるかもしれません。
人間の形態は進化の過程であり、我々は自ら次の形態を選ぶかもしれない。(「チャッピー」監督ニール・ブロムカンプ)
人工知能ロボットは自分で判断をしますが、その基準が正しいとは限りません。
人間が守っているモラルや規範を持っていないかもしれません。(ウォルフガング・フィンク博士 アリゾナ大学准教授)
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