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Bodily maps of emotions|幸福・愛・不安・怒りの感情は体のどこで感じるか?




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参考画像:DDN

あなたの心はどこから来るのか?「感情ヒートマップ」生物医学研究が明らかにした、幸福・絶望・愛・怒りの源泉

(DDN)

フィンランド・アールト大学 (Aalto University) の生物医学チームが全米科学アカデミーに発表、人間の各感情が体のどこで感じられるかを視覚化した「Bodily maps of emotions

それぞれの人種から集められた701人のボランティアが、感情変化のきっかけとなる「映画」「物語」「言葉」「顔の表情」を体験し、マッピングツールを使って “からだのどの場所で感じたか” を報告、それを同チームが統計としてまとめたもの

フィンランド・アールト大学の生物医学チームが人間の各感情が体のどこで感じられるかを視覚化した「Bodily maps of emotions」を発表しました。

この画像から思うのは、感情というのは、脳とか心だけではなくて、体全体で感じているということ。

例えば、「幸福」の感情は、体全体に広がっていたり、また、「怒り」の感情は、指先まで広がっていますし、そして「パニック」の感情は、「幸福」の感情とにたような広がりは見せるものの体全体が冷えきっているようなイメージです。

コロンビア大学で精神疫学を研究する科学者マーナ・ワイズマン(Myrna Weissman) も「私たちの脳は、実は臨時的な器官で、体をコントロールするだけでなく、コントロールされているのです」とロイターに語っています

微笑んだり、禅のように呼吸に集中することが身体的な変化に影響するということだけではなく、「体の感情」が私たちの心の状態に相互に影響を与えること。

このことから考えられることは、心の状態に変化を与えたいときは、体の状態に変化を与えてはどうかということです。

どんなに不安や悩みがあっても、体がスッキリすれば、心もスッキリするのかもしれません。

頭だけで考えるのではなく、体全体で考えてみるというのが時には大事なのかもしれませんね。







【参考リンク】
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時間帯別総ツイート数ランキングからわかる感情の推移とは?




■時間帯別総ツイート数ランキングからわかる感情の推移とは?

Gantry Plaza

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)

人はいつ「楽しい」や「つらい」と感じるのか?~つぶやき分析で見えた感情の推移~

(2014/7/16、ヤフー)

今回の「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」では「Yahoo!検索(リアルタイム)」の元データとなっているTwitterに投稿されたツイート文(つぶやき)を24時間の軸で解析し、各時間帯によくつぶやかれる言葉から感情の推移を調べてみました。

2014年8月25日放送のマツコ・デラックスさん・村上信五さんが出演している「月曜から夜ふかし」で「人は夜中の2時にエロくなることが判明した件」の中で取り上げたYahoo!JAPANビッグデータレポートが調査した「時間帯別総ツイート数ランキング」が話題になっていました。

今回は、その元となったデータのページがありましたので、各時間帯によくつぶやかれる言葉からどういう感情の変化があるのかをチェックしてみたいと思います。

 

■早朝から昼前

時間帯別の気分ワード TOP5(早朝から昼前)

早朝から昼前にかけては、全体的に明るい言葉が並んでいるように思います。

ただ、個々のワードを見ると、気になるところも出てきます。

7時、8時に「痛い」がつぶやかれているのも興味深いですね。

寝起きで体の何処かに痛みがあるのか、それとも、通勤などで痛さを感じているのか気になるところです。

8時台の「臭い」はおそらく朝の通勤時間帯が関係しているのではないでしょうか。

 

■正午から夕方

時間帯別の気分ワード TOP5(正午から夕方)

12時から13時にかけては、お昼のランチに関する言葉が並んでいます。

16時から17時にかけては、仕事が一段落したのか、学校が就業時間を迎えたのかどうかわかりませんが、何かが終わったことがわかる言葉が並んでいます。

「痛い」というワードは朝につぶやかれることが多いようでしたが、17時台には、「頭痛い」「足痛い」という言葉がつぶやかれていて、歩きまわったり、頭を使ったりして、疲れている印象を受けます。

 

■夜から夜中

時間帯別の気分ワード TOP5(夜から夜中)

18時台は、お疲れの挨拶で、19時台は、夕食の時間をイメージさせます。

20時から22時にかけては、「かっこいい」「かわいい」といったポジティブな感情の言葉が並んでいます。

そして23時台になると、一日の終りを感じさせる言葉が出てきます。

 

■深夜から未明

時間帯別の気分ワード TOP5(深夜から未明)

0時になると、夜はまだまだこれからで、恋愛している人の言葉が並んでいるように感じます。

1時以降になると、少しずつネガティブな印象の言葉が並んできています。

 

■まとめ

このようにしてつぶやきを収集しデータ化すると、人は時間帯に合わせて感情が変化しているように思えます。

朝は、健康的でポジティブな感情。
昼は、少しゆったりした感情。
夕方は、仕事や学校が一段落して、疲れが伝わる感情。
夜は、人に会ったり趣味の時間で、楽しい感情。
夜中は、感謝や愛情といった感情。
未明は、ネガティブな感情。

誰かにメッセージを送るときには、こうしたデータを参考に送ってみるのもいいかもしれませんね。







P.S.
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人間と #ロボット の違いとは?|#羽田圭介 さんのコメントから考えたこと|#ワイドナショー




cup of robots ~ on white

by hobvias sudoneighm(画像:Creative Commons)

人間とロボットの大きな違いはなんだろうか?

2015年9月6日放送のワイドナショーで作家羽田圭介さんが言っていたことが印象的です。

自分なりに解釈すると次の通り。(正確に覚えておりませんので、あしからず)

人間の中にある感情の中心にあるのは、「恐怖心」。

人間の体は取り換えがきかない。

そこで、恐怖心が生まれる。

そこに、すべての感情が結びついていると。

しかし、ロボットは取り換え可能である。

そのために、恐怖心という感情がないため、人間と同じような感情を持つのだろうか。

ロボットに感情は必要なのか?|アンドロイド研究者石黒浩教授へのインタビューによれば、アンドロイド研究の第一人者として知られる大阪大学・石黒浩教授へのインタビューで、「ロボットに感情は必要なのか?」という質問に対して、感情はコミュニケーションに欠かせないので、言葉よりも先に感情を与えるべきだと答えています。

「科学者が、コンピュータが感情をもつことは可能だと言うんだよ」|映画「トランセンデンス」監督ウォーリー・フィスターインタビューで紹介した映画「トランセンデンス」の監督ウォーリー・フィスターが科学者にリサーチしたところによれば、人間の脳を全部コンピューターにアップロードしたら感情を持つかという質問をしたら、全員イエスと答えたそうです。

しかし、羽田圭介さんの意見を参考にすれば、恐怖心がなければそれに紐付いた感情が生まれないのですから、感情を持つことはできないでしょう。

また、恐怖心というものをロボット・人工知能に学習させるとしたならば、ロボットや人工知能からその”ロボットらしさ””人工知能らしさ””コンピュータらしさ”が失われることになってしまい、ただの人間のコピーを作ることになってしまうことになるかもしれません。

人間の形態は進化の過程であり、我々は自ら次の形態を選ぶかもしれない。(「チャッピー」監督ニール・ブロムカンプ)

人工知能ロボットは自分で判断をしますが、その基準が正しいとは限りません。

人間が守っているモラルや規範を持っていないかもしれません。(ウォルフガング・フィンク博士 アリゾナ大学准教授)







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あなたがネット(LINE・Facebook・Twitter)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?

【目次】




■あなたがネット(LINE・Facebook・Twitter)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?

Whatsapp

by Marco Verch(画像:Creative Commons)

ネットに吐き出された感情、伝染しやすい

(2014/3/13、WSJ)

米国の1億人以上の人々と、彼らが交流サイト(SNS)フェイスブックへ投稿した10億件のメッセージを対象にした新たな研究によると、ネット上で表わされた感情は人から人へと伝染する可能性があることが分かった。

さらに、前向きなメッセージは後ろ向きなメッセージより、ネット上の他人の感情に影響をもたらす傾向がずっと高いことも分かった。カリフォルニア大学サンディエゴ校、イェール大学、それにフェイスブックの研究者のチームは12日、フェイスブックのソーシャル・ネットワークに関するこれまでで最大規模とも言える研究の結果を公表した。この結果は科学誌「PLOS ONE」の電子版に掲載された。

ネット上に出された感情は人から人へと伝染するそうです。

これまでも、肥満が伝染したり、幸福感が伝染したり、恋愛行動も伝染するということを取り上げてきました。




ケース1.肥満は伝染する

肥満はなぜ「伝染」するのか:実験結果

アメリカ・ハーバード大の研究によれば、肥満は伝染する!?そうなのです。

その研究によれば、配偶者が太ってきた場合、同居する相手も太る確率は37%上昇するそうです。

また、友人が太っている場合、太る確率は57%上昇するそうです。

そして、これは近くにいることは関係なく、遠くに離れていても、親しい人がいれば、肥満は伝染するそうです。

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ケース2.幸福感は伝染する

自分の周りの人を幸せにすること=自分が幸せになる方法

米研究機関Framingham Heart Studyの研究によると、個人の幸福感は社会的なつながりを通して拡散されていくことが分かっている。

「感情の伝染」のようなもので、幸せも病気のごとく伝染していくのだ。

また、人の幸福は、その人の友達の友達の友達まで拡がっていくそうです。

ケース3.恋愛行動も伝染する

スウェーデンの女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)にこのことに関連したことが紹介されています。

性的に積極的な方が仲間に好かれると信じている若者は、愛情を伴わない気軽なセックスをしがちである。

ネットワーク内で他人とつながる経路が多ければ多いほど、ネットワーク内を流れるものの影響を受けやすくなるのである。

また、今回紹介した本によれば、避妊具の使用といったさまざまな恋愛行動や性行為は、自分が属するネットワーク内でそうした行為がなされているかどうかに強い影響を受けるそうです。

■まとめ

今回の記事における重要なポイントは2点。

一つは、ネット上に吐き出された感情は人から人へと伝染すること。

もう一つは、前向きなメッセージは後ろ向きなメッセージより、ネット上の他人の感情に影響をもたらす傾向がずっと高いこと。

インターネットの普及によって、人と人はつながりやすくなりました。

FACEBOOK、世界中の4.7人目は友達の友達という調査結果によれば、Facebook内では、人々は「六次の隔たり」より少ない「四次の隔たり」でつながっているそうです。

「六次の隔たり(six degrees of separation)」とは、世界中の任意の2人は、赤の他人であっても知人の知人というような知り合いの連鎖の中で5人程度の仲介者によって間接的につながっているという考え。

それが、現代では、FacebookをはじめとするSNSによって、よりつながりやすくなっています。

つまり、今回の研究結果と合わせて考えてみると、自分が出した前向きなメッセージは遠く離れた誰かの感情を動かすことができるということですね。

まるで「風が吹けば桶屋が儲かる」とか、たった1匹の蝶のはばたきが竜巻を起こしてしまうきっかけとなった(かもしれない)「バタフライ効果」のように、自分の感情が世界の運命をも変えてしまうこともあるかもしれません。




【関連記事】

P.S.

自撮り(SELFIE)を活用してダイエットの成功率を上げる!?でも紹介しましたが、人は、近くに住んでいる人よりも社会的な絆が強い人の影響を受けやすいのだそうです。

自分の周りの人を幸せにすること=自分が幸せになる方法で紹介した「スタンフォードの自分を変える教室」(著:ケリー・マクゴニガル)にはこう書かれています。

私たちが愛情や尊敬や親しみを抱いている人たちのことを考えるときは、私たちの脳はその人たちのことを「自分とは違うもの」としてとらえるのではなく、自分と同じものとみなします。

自分が大事だと思っている人は、「自分」の中に含まれているからこそ、社会的絆の強い人の影響を受けやすいと考えるのが自然ですね。

つまり、自分が大事だと思っている人は「自分」の中に含まれているのですから、自分のまわりにいる大事な人を幸せにするということは、つまり、「自分」を幸せにしているということですよね。




6月6日は「アンガーマネジメントの日」|「カッときたら、6秒待ってみる」ルールを守れば、怒りは抑えられる!?

Tough Guy

by Ben Grey(画像:Creative Commons)




■6月6日は「アンガーマネジメントの日」|「カッときたら、6秒待ってみる」ルールを守れば、怒りは抑えられる!?

“怒り”をテーマにした調査結果を発表

(2016/6/6、日本アンガーマネジメント協会)

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。

アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。

2015年から6月6日を「アンガーマネジメントの日」と制定されました。

アンガーマネジメントの基本としてメディアで紹介されているのは、人はカッとしても6秒ほどしかピークが続かないので、最初の6秒だけ感情を過ぎ去るのを待てば、怒りっぽい性格でこれまで人間関係を壊してしまうということはなくなるというものです。

「カッときたら、6秒だけ待ってみる。」というルールを守れば、言わなくてもよい言葉を言うことがなくなるかもしれません。

■まとめ

一瞬の怒りが収まったら、恋人とケンカする(した)ときの解決方法でも紹介した、怒るようなことがあったとしても、一度相手の立場になって考えてみることを試してみましょう。

例えば、あなたがどんなに愛する恋人とはいっても、まったく同じ価値観ではありません。

あなたが怒ったとしても、恋人にとっては怒るようなことではないかもしれません。

ですから、あなたが相手に対して怒るようなことがあっても、一度相手の目線で物事を見て、あなたが相手に対してそのようなことをした場合に怒るかどうかを想像してみて、これは怒るべきことであると思った場合にのみ怒るようにするとよいでしょう。







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