子どもの「スマホ疲れ」|女子高生のスマホ使用時間が5.5時間に減少

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by Wesley Fryer(画像:Creative Commons)




子どもに「スマホ疲れ」? 女子高生も使用時間が減少

(2015/8/12、ベネッセ教育情報サイト)

ケータイ・スマホを使用してからの経験をたずねた設問では、高校生女子の半数近くが「寝落ちするまでいじっていた」とする一方、「寝不足で注意力散漫になった」「頭痛等の回数が増えた」「食欲がなくなった」「イライラするようになった」などと心身の不調を訴える声が、前回の約2倍に増加したといいます。手放せないスマホにヘトヘトになり、結果として使用時間が減ったとも考えられます。

ケータイ・スマホの使用によって、「寝不足で注意力散漫になった」「頭痛等の回数が増えた」「食欲がなくなった」「イライラするようになった」などと心身の不調を訴える声が前回に比べて約2倍に増えているそうです。

スマホによる健康への影響|目・首・肩・顔・手・冷え性では、スマホによる健康への影響を紹介しました。

【スマホと目】

現代人のライフスタイルは近くのものを見る生活が多いのですが、スマホの登場によって、その距離は45㎝から15㎝となり、さらに近い距離で物を見るようになりました。

近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。

スマホ老眼の症状・原因・予防でも紹介しましたが、現在、スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状になっている人が増えています。

→ 目の病気 について詳しくはこちら

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【スマホと首・猫背・ストレートネック】

スマートフォン使用で体を痛める人が増加によれば、人間の頭部の平均重量は4.5~5.5キログラムなのだそうで、スマホを見るときに前かがみになり首を傾けると、その姿勢の悪さから、首に負担がかかり、その影響は、体全体に及ぶそうです。

理想的な姿勢とは、耳から肩、腰、ひざ、足首まで一直線に垂直になる姿勢なのだそうです。

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【スマホと冷え性】

若い人ほど冷え性?20代では3人に2人が冷えを感じているによれば、ストレス過多の方やケータイ・スマホ・パソコンの使い過ぎと感じる方に冷えを感じやすいという結果が出たそうです。

長時間のパソコン使用で冷え・肩こり・眼精疲労の症状を併発によれば、パソコンの画面を長時間同じ姿勢で見続ければ、目、肩だけではなく、足先などの末梢の血液循環が低下し、眼精疲労や肩こりが起こりやすく、体の冷えにもつながるようです。

ケータイ・スマホも同様に、同じ姿勢を続けることが冷えの原因となっている可能性があります。

⇒ 低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。

⇒ 体温を上げる方法 についてはこちら。

⇒ 冷え性改善・冷え症対策 についてはこちら。

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【スマホと美容】

スマホを長時間使用していると「老け顔」になりやすいそうです。

その理由は3つ。

1.姿勢

スマホを見るときには、頭を下方向に向けて、前傾姿勢を摂っていると思います。

スマホの使い過ぎでアゴがたるむ「スマホ顔」とは?によれば、そのような姿勢を長時間とっていると、アゴ部分に重力がかかって口の周りが下に引っ張られ、頬やアゴのラインがたるむ「スマホ顔」になりやすいそうです。

2.片眼視

左右のバランスが崩れることにより、顔が歪み、老け顔になりやすいそうです。

3.目の疲れによる血行不良

血流が悪くなり、目への血流が減ると、酸素や栄養分が届かなくなることで、目の周囲の皮膚にシワ目の下のくまがでできやすくなります。

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【スマホと手(テキストサム損傷)

スマホの持ちすぎで小指が変形する人が増加している?によれば、端末を小指に乗っけるような持ち方が小指を変形させてしまうそうです。

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また、長時間のスマホの使用は心の健康にも影響があると考えられます。

<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?によれば、米ノースウェスタン大の研究グループによれば、うつ病になると自宅に引きこもってスマートフォンを長時間使用する傾向があるそうです。

消灯後の携帯使用、心に悪影響か 中高生1万8千人調査(2012/10/28)によれば、夜間、消灯後にメールや通話のため携帯電話を使う頻度が高いほど、心の健康状態が悪い傾向がみられることがわかったそうです。

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未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査~携帯電話・スマートフォン所有者によるアプリやネットの利活用実態を調査~
女子中学生のスマートフォン所有率が7割に増加
女子高校生の動画アプリでの撮影・投稿経験ありは68.9%

(2015/7/6、デジタルアーツプレスリリース)

1日の平均使用時間では、全体で2.5時間(3時間)。小中学生は2時間未満、男子高校生は3.8時間(4.1時間)。女子高校生は5.5時間(7時間)で、「15時間以上」6.8%(9.7%)など、前回と比較し長時間使用が減少した。

これまでの調査では、スマホの使用時間が増加傾向にありましたが、今回の調査によれば、長時間使用が減少しています。

「子供は夜9時からスマホ禁止ルール−愛知・刈谷市」から考えること(2014/3/19)では、愛知県刈谷市内の21の小中学校の児童と生徒を対象に、午後9時以降、スマートフォンや携帯電話の使用を禁止するという取組を紹介しましたが、岡山県の赤磐市立高陽中学校では、生徒自身が声をあげ、ケータイやスマホの学校への持ち込みを禁止するルールを自主的に作ったそうです。

“過剰スマホ”に疲れSOS 子供は「禁止」で納得しない 成果上げる先進県の取り組み

(2015/8/26、産経ニュース)

同校では25年10月、「携帯スマホ持込追放委員会」を発足させた。これは、「携帯電話やスマホで友達と連絡を取ってないと不安になる」「授業中に鳴ったりして、周りに迷惑がかかる」など、精神的に疲れた生徒たちが学校側に申し出たことがきっかけだった。

■まとめ

スマホによって生活が便利になったと思う一方で、心身に負担がかかっていることを自覚している人も増えているのではないでしょうか。

心身の健康を保つためにも、自分にとって心地よい距離感で使っていきたいですね。







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