by peasap(画像:Creative Commons)
子どものぜんそく、腸内細菌の不足に関連か カナダ研究
(2015/10/1、AFP)
多様性が低い腸内細菌を持っていた子ども22人については、数年間にわたって追跡調査を行った。その結果、うち8人がぜんそくを発症。残る14人は、研究に参加した他の子どもより、ぜんそくを発症するリスクが高いとみなされた。
フィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)、ラクノスピラ(Lachnospira)、ベイロネラ(Veillonella)、ロシア(Rothia)と命名された4種の腸内細菌を、幼児がどのようにして獲得するかについては不明のままだ。
腸内フローラに注目が集まっており、腸内細菌が出す物質が美肌やダイエット、がん、糖尿病、うつなどに関わっているそうです。
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今回の記事によれば、ぜんそくになるリスクが高い子どもは、生後数か月間にぜんそくに対抗する免疫系の保護に関連する4種類の腸内細菌が不足している可能性があるそうです。
■免疫力と腸内細菌の関係
花粉症を抑えるには、乳酸菌で腸内環境を整えるといい!?|乳酸菌ヨーグルトの摂取量・選び方のポイントによれば、腸内細菌は免疫力の約7割をつかさどっているといわれており、その腸内細菌のバランスの乱れによって、花粉症が起きているため、腸内細菌を整えれば、花粉症を抑制することができるそうです。
■まとめ
子供の喘息と腸内細菌の不足が関係しているのであれば、腸内細菌を保有するように対策を行えば、子供の喘息を減らすことにつながることが期待されます。
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