子どもの肩こりを解消する方法|猫背と肩こり・猫背の子どもが増えている理由(浮き指)

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by Philippe Put(画像:Creative Commons)

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マジか…「肩こり」で悩んでる小学生が急増中(NAVERまとめ)によれば、肩こりの小学生が増えているそうですが、実際に増えているのでしょうか?

なぜ、猫背になると肩こりになってしまうのでしょうか?

【目次】

■猫背と肩こりの関係

日本人は猫背になりやすい!?|猫背が引き起こす体の不調・1秒で猫背が改善する方法によれば、日本人は、民族的特徴(祖先が農耕民族であり、長い期間背中を丸めながら田畑を耕し生活)や骨格、体幹の弱さにより猫背になりやすいようです。

スマホを見ると首が痛い!?実は、首には最大27KGの負担がかかっている!?スマートフォン使用で体を痛める人が増加によれば、人間の頭部の平均重量は4.5~5.5キログラムなのだそうで、姿勢が正しければ首や肩への負担はかからないものの、猫背で姿勢が悪いと、頭の重さを支えきらずに首や肩がこってしまいます。

次に、なぜ猫背の子供が増えているのでしょうか?

■なぜ猫背の子供が増えているのか?

真っ直ぐ立てない子供たち「まるでゴリラ」…足指に“異変”も

(2015/5/5、産経ニュース)

保健室を担当する小澤京子主任養護教諭が平成23年、児童全員分の足型を測定したところ、足の指が床につかない「浮き指」がある児童が81・7%に上った。同2年に測定した大田区の小学校児童の割合16・3%と比べ、約5倍以上。浮き指の子供が急激に増えていることがわかった。

「浮き指」というのは、足の指先が地面に着かないことをいいますが、この浮き指がある子どもは約8割を超えているそうです。

「浮き指」があると、足の前方に力が入らないため、かかとに重心がかかり、バランスを取るために、体は膝を曲げ、腰が落ち、肩が前に出る猫背になりがちだ。

浮き指があると、猫背になりがちなのだそうです。

浮き指の原因としては次のようなことが挙げられています。

浮き指になる原因は、赤ちゃんのときに、つかまり立ちや、つたい歩きをしない▽幼児期や学童期に歩く距離が短い▽足の指を使う雑巾がけなどの運動をしなくなった-などが原因として考えられるという。

足の指を使うことがなくなったために、浮き指になっていると考えられるそうです。

23年の同小学校の調査では、足の裏のアーチが形成されない扁平(へんぺい)足の疑いがある児童も4人に1人(24・4%)に上った。

扁平足は先天的な要素として遺伝もあるそうですが、後天的な理由として運動不足(=たくさん歩いていない)も関係しているそうです。

つまり、子どもは、歩くことが少なくなったことで浮き指になり、バランスをとろうとして猫背になっていると考えられます。

また、スマホの使用時間が増えていることが猫背が増えている要因の一つでもあります。

スマホ巻き肩とは?|肩こり・偏頭痛・耳鳴りの原因にもによれば、スマホ巻き肩とは、猫背になり肩が内側に丸まった状態をいうのですが、スマホ巻き肩を長時間続けると、筋肉が硬直して血流が悪くなり、肩こりの原因になると考えられます。

寝る直前までスマホをよく使う子どもが51%|寝坊・眠気を訴える子供と比例によれば、寝る直前までスマホやPCを使う子供は全体の51%に上るそうです。

■子どもの肩こりを解消する方法

以上のことから考えられる子どもの肩こり解消法はこちら。

1.足の指を使った運動をする機会を増やす

浮き指が猫背の原因となっているので、足の指を使った運動をする。

例:足の指を使ってタオルをつかむ(タオルギャザートレーニング)

2.スマホの使用の仕方を見直す

正しい姿勢を意識して、目からスマホとの距離を遠くするようにする。

できない場合は、スマホの使用時間を短くする。

→ ひどい肩こり解消法(ストレッチ・ツボ) について詳しくはこちら

→ 肩こり頭痛解消法 について詳しくはこちら