人気インスタグラマーがSNSを突然やめた理由とは?ソーシャルメディアの暗い部分




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■人気インスタグラマーがSNSを突然やめた理由とは?ソーシャルメディアの暗い部分

Selfie

by Patrik Nygren(画像:Creative Commons)

人気インスタグラマーが突然の引退宣言! ソーシャルメディアの落とし穴とは?

(2015/11/14、ELLE)

詳しい内容・経緯については元記事が詳しいので読んでみてください。

今回気になったのは、SNS生活の光の部分ではなくて、闇の部分です。

「私は10代の時間の大部分をソーシャルメディアに費やしてしまった。自分の生活を“編集”して、社会的地位をあげることや、ルックスを磨き上げることに夢中になりすぎていたわ」

「“ソーシャルメディア”は不自然な写真と、編集されたビデオクリップを互いにランク付けしあっているにすぎないわ。それは誰かに認められたい、っていう欲求に基づいたシステムなの。“イイね!”やページビュー、フォロワーの数とかでね。それって完全にエゴ。四六時中他人を眺めていて、一体いつ私たちは自分自身を理解して、自分の本当の目的や才能を見極めることができるというの?」と彼女は言う。

SNSは最初はただ自分が好きなことや写真を投稿するだけで気持ちが満たされますが、次第に自分が投稿したメッセージや写真に「いいね」のように反応してくれるとうれしくなる(承認欲求が満たされる)ために、数字にとらわれてしまって、偽りの自分を作り上げてしまい、本当の自分自身を見失ってしまう人もいます。

最近特にネットで取り上げられたニュースにも同様のケース(キラキラアカウント)がありましたよね。

「星の王子さま」は自分がオトナの視点で世界を見ていることを思い出させてくれるでも書きましたが、「星の王子さま」や「モモ 時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」(著:ミヒャエル・エンデ)を読んだ後に考えさせられたのは、「今の自分は数字だけで人や物を判断しているんじゃない」ということです。

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数字に頼ってしまって、純粋にもっと自分がしたいのか、心に問いかけることを忘れてしまっている自分がいるんです。

もっと自分の感覚を信じてみないといけませんよね。

その後、彼女はYouTubeからVimeoに引っ越しをして、そこで現在も日々の動画をアップロードしているが、それは「Vimeoは明快で価値に基づいたシステムだから」だそう。オニールは新しく立ち上げたサイト“Let’s Be Game Changers=ゲーム・チェンジャーになろう”でこう述べている。

プラットフォームが別のものに移っただけとも見て取ることができますし、自分自身のサイトをプラットフォームにしたとも考えることができます。

「イイね!の数だけで価値判断しなくて済む、本当の価値や愛でシェアリングできるようなソーシャル・プラットフォームを誰か早く作って。お願い」

自分自身がその「いいね」を数字と受け取るか愛と受け取るかの違いではないでしょうか。

答えは自分の中にあるのでしょうが、それに気づくのはエセナ・オニールさん自身にしかできないことです。




■まとめ

背伸びをしたくなる気持ちもわかりますが、「編集された自分」と「本当の自分」が離れてしまうと、つらい思いをしてしまう人もいるでしょう。

本当の自分を見失わないようにしてくださいね。







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