by Julia Lamphear(画像:Creative Commons)
飲むだけでは効果ナシ!?サプリメントの正しい処方箋
(2009/9/21、R25)
「サプリメントというのは、現代食の弱点を補強するための食品なんですよ。
私たちが普段食べている食事では、バランスよく栄養を摂ることが難しいのが現状です。
それに、野菜に含まれているビタミン、ミネラルなどの栄養素が、ここ数十年で大幅に低下しているというデータもあるんですよ。
また、現代食には何重にも加工を繰り返された食品が多く、水、光、熱に弱い栄養素は、どんどん失われてしまいます。
そこで、体に必須なのに摂取しづらい栄養素を、サプリメントで補うといいんですよ」
多くの人が勘違いしていると思うのが、サプリメントは薬ではなく、あくまで健康補助食品=食品だということ。
日ごろの食事でとることのできない(摂ることが難しい)栄養素を補助するのが目的です。
サプリメントを飲めば病気が治るというわけではなく、病気にならないように健康を維持する、または、体の機能を最大限発揮できるように欠けた栄養素を補充すると考える必要があります。
もう一つは、単一の栄養素を摂ればよいと考えているということです。
「栄養素というのは単体では機能しないので、特定の1品だけでなく、様々な種類をまんべんなく摂ることが大切です。
まずはどんな人にも共通して不足しがちな栄養素を“マルチビタミン”“マルチミネラル”などのベースサプリメントで補いましょう。
そのうえで、改善したい症状に合わせて必要なものを加えていけばいいんですよ
単一の栄養素だけをとるのではなく、栄養素は総合的に摂ってこそ機能します。
また、おすすめするのは、合成したビタミンやミネラルではなく、食品由来のサプリメントです。
そして、サプリメントは、継続して飲むのも大事なことですね。
最後に、記事の中では、摂取した栄養素を働かせるためにどうしたらよいかを紹介しています。
サプリメントは薬と違い、飲んだだけでは効果は引き出せません。
摂取した栄養素を働かせるためには、運動や睡眠が必要不可欠です。
また、摂りすぎたカロリーをサプリメントだけで調整することはできないので、和食を基本としたバランスの良い食事を心がけて下さい
大事なのは、バランスの良い食事・運動・睡眠(休息)。
そして、足らない栄養素がある場合に、うまくサプリメントを活用するようにしましょう。
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