by University of Exeter(画像:Creative Commons)
<統合失調症>細胞増殖遺伝子の欠如が発症原因と確認
(2009/10/14、毎日新聞)
岐阜薬科大(岐阜市)薬効解析学研究室の原英彰教授(51)らの研究グループは14日、人間の誰もが持つ細胞増殖遺伝子「HB-EGF」の欠如が統合失調症(PPI障害)の発症原因の一つであることを突き止めたと発表した。
同日付の米国科学誌「PLoS ONE」に掲載。
HB-EGFは、がん研究などで注目されてきたが、精神疾患との因果関係を示したのは初めてという。
岐阜薬科大薬効解析学研究室の原英彰教授らの研究グループによれば、統合失調症(PPI障害)の発生原因の一つに細胞増殖遺伝子「HB-EGF」の欠如があることを確認したそうです。
原教授は「統合失調症は、原因が分からないために個々の症状を治す対症療法が中心だった。今回の発見は、統合失調症を本質的に治す新薬開発につながると思う」と話している。
この発見により、対症療法ではなく、本質的に治療することができるようになるかもしれません。
今後の研究に期待したいですね。