映画「#シン・ゴジラ」に出演した #石原さとみ さんの仕事への取り組み方|#英語 と日本語が混じった話し方&衣装へのこだわり

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by WOCinTech Chat(画像:Creative Commons)




映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)で日系3世の米国大統領特使を演じた石原さとみさんの仕事への取り組み方が興味深かったので紹介したいと思います。

■英語と日本語が混じった話し方へのこだわり

英語と日本語が入り交じった膨大なセリフは、リハーサルまでに完全にマスターし、共演者を驚かせた。「(セリフを)普段の倍速でやってほしいって指示で。じゃないとカットされちゃうってウワサもあった。具体的には映画『ソーシャル・ネットワーク』の主人公の速さでって言われたんですが、見たらめっちゃ速い。速いものをゆっくりするのは可能だから、とにかく練習しました」

 プライベートの人脈をたどり、米政府で働いていた女性を自宅に招いて取材した。「日本語のどの文字が苦手なのか、癖も聞いて、助けてもらいました。ただ、癖は強調しすぎると日本語自体が下手なように聞こえちゃうし。微妙に下手っていう、その加減が難しかった」

もちろん、流暢な英語を話せることに越したことはないのですが、その人を選んだのは映画を作る側の人であって、その人本人の問題ではありませんよね。

Twitterを見ていると、石原さとみさんの英語に対する批評をしているツイートをいくつか見かけましたが、日本人は英語を話すことに対する評価が厳しすぎるのかもしれませんね。

川島永嗣選手が教える外国語習得における3つのコツとは?映画「ターミナル」から学ぶ英語学習法でも紹介しましたが、リーディング(読む)・リスニング(聞き取る)・スピーキング(話す)・ライティング(文章を書く)が総合的な英語力をアップさせるために欠かせない要素ですが、日本の英語教育ではReading(読む)・Writing(文章を書く)が重視され、日常会話に必要なlistening(聞き取る)・Speaking(話す)が軽視されている印象があります。

英語を話さないとうまくならないのにもかかわらず、うまくならないと英語を話さないというのは、話があべこべです。

「もっとジャパニーズ・イングリッシュでもいいんじゃない?」くらいにならないと、日本人はいつまでたっても、恥ずかしがり屋のままで、うまく話せるようにならないと英語を話せないままになってしまいそうです。




■衣装へのこだわり|アメリカ人の女性がピチピチのスーツを着ている理由とは?

こだわりは衣装にも及んだ。劇中、ボディーラインが美しく映える衣装は、旧知のデザイナーに依頼し、自分に合うスーツを1ミリ単位で測って製作している。「アメリカの女性のファッション、メイク、持ち物、しぐさ、考え方も聞いて。自分が努力しているのをアピールして、自身を鼓舞するためにピチピチのスーツを着てるって聞いたので。ぴったり作っちゃったので撮影中、固形物を食べられなかったのはしんどかったですけどね」

アメリカ社会で生きる女性は、自分の努力を周りに伝わるようにアピールしたり、また、海外ドラマを見ていると、なぜそんなボディラインがわかるようなスーツを着ているのかわからなかったのですが、それが自分自身を鼓舞するためであったりと、アメリカ社会で生きる女性の考え方の一端が見れて、とても興味深い内容でした。

■まとめ

自分がやりたいことを実現させるには?|石原さとみさんと向井理さんのインタビューから感じたことによれば、石原さとみさんが変わったといわれるようになったそのきっかけは1か月の語学留学だったそうです。

石原さとみさんは、自分自身で何かを決めていくということを経験し、自分でプロデュースすることの楽しさを感じたことがきっかけで、生き方が変わったそうです。

今回の映画でも、プライベートの人脈をたどり、米政府で働いていた女性を自宅に招いて取材したり、旧知のデザイナーに依頼し、自分に合うスーツを製作したりと、このことに関していろんな意見はあるでしょうが、自分自身の意思で何かを決めたり、プロデュースしようとしている気持ちが伝わってきます。

これが受け身ではなく、自分の意志で能動的に仕事をするということなのだと思います。