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【目次】
■「HemaApp」|採血なしでスマホで手軽に貧血チェックができるアプリを開発|ワシントン大学
参考画像:HemaApp|YouTubeスクリーンショット
HemaApp screens for anemia, blood conditions without needle sticks
(2016/9/7、UW Today)
スマホで手軽に貧血チェック!ワシントン大学が開発したアプリ「HemaApp」は採血不要
(2016/9/14、techable)
その貧血について手早くスマホで診断できるアプリ「HemaApp」を、米国ワシントン大学の研究チームが開発した。フラッシュ部分に指を当てながら撮影してヘモグロビン(血色素)濃度を調べるというものだ。
米国ワシントン大学の研究チームが開発したアプリ「HemaApp」は、スマホのフラッシュ部分に指を当てながら撮影し、血液のヘモグロビン濃度を調べて貧血かどうかを判断することができるそうです。
【追記(2017/8/21)】
Google、スマホでヘモグロビン値を計測するSenosis Healthを買収
(2017/8/18、HealthTechNews)
Googleがシアトルのヘルスケアスタートアップ「Senosis Health」を買収したと、GeekWireが報じました。
Googleが「HemaApp」を開発したヘルスケアスタートアップ「Senosis Health」を買収したというニュースです。
Googleが買収したとありますが、Alphabet直下になるのか、Google直下になるのか、ヘルスケア部門のVerilyに所属するようになるのか、どこに所属されるようになるのかが気になるところです。
■スマホの機能を使った健康管理システム
スマホの機能を使って、健康を管理する技術が次々と研究されています。
スマホのフラッシュやカメラ機能を使い、血糖値管理ができる技術が研究されている!?で紹介したコーネル大学(Cornell University)ではスマートフォンのフラッシュ機能やカメラ機能を活用して、血糖値の検査を行ない、血糖値コントロールができないかという研究が行われているそうです。
スマホでがん診断する技術開発‐米研究で紹介した米マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)などの研究チームが開発した「D3」はスマホに接続することでガンを診断することができるそうで、D3システムは、がんが疑われる患者や高リスク患者の迅速なトリアージ(重症度・緊急度の判定)を可能にするそうです。
途上国に住む人の失明の危機をスマホで解決!?|スマホを使った目の検査システム『ピーク・ビジョン』で紹介したロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院の研究チームによれば、途上国でも簡単に目の検査を受けられるようためのスマホを使った目の検査システム『ピーク・ビジョン』を開発したそうです。
【関連記事】
スマホのカメラで耳の中を撮影して遠隔治療ができるようになる!?で紹介したCellScopeという企業が開発した「Oto Home」は、スマートフォンのカメラに取り付けて耳の中を撮影するキットで、スマホのカメラで耳の中を動画で撮影し、医師に診察してもらえるサービスがあるそうです。
スマホでHIVと梅毒を検査する技術を開発-米コロンビア大学で紹介した米コロンビア大学(Columbia University)の技術者らによる研究によれば、新たに開発されたスマートフォン向けのアクセサリー機器で、血液数滴を用いたHIVと梅毒の抗体検査が実施可能なのだそうです。
また、光で健康に関する数値を測定するという視点から見れば、指先に光を当てるだけで中性脂肪値が測定できる装置が開発される!?で紹介した産業技術総合研究所によれば、指先に光(「近赤外光」と呼ばれる可視光と赤外線の間の波長の光)を当てるだけで中性脂肪値を測定できる装置が開発されたそうです。
■貧血によい食べ物・食事
低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK) 4月28日によれば、高齢者の食生活は、年齢とともに肉類や油脂類を摂る量が減ってしまい、血清アルブミンや血色素(ヘモグロビンは、血液中の赤血球に含まれる色素で、酸素を全身に運ぶ働きがあり、減少すると貧血をまねき、生活機能が低下しやすくなる)の値が低くなっているようです。
【関連記事】
肉類
豚・鳥・牛など肉類のレバー・赤身の肉
魚介類
牡蠣(カキ)・シジミ・アサリなどの貝類やイワシ・煮干し・青魚
野菜
ひじき、青のり、パセリ、ほうれん草、海藻類、大豆
※野菜や海藻の鉄分は肉や魚よりも体内での吸収が悪いので、吸収を良くするための工夫としては、食後のデザートに柑橘系の果物を食べる。
鉄分の吸収を高める栄養を摂取する
ビタミンC(鉄の吸収を高める)や造血を助けるビタミンB群(B12や葉酸)、カルシウム(鉄分の吸収を助ける)、良質のタンパク質を摂りましょう。
■まとめ
現在の採血検査に取って代わるものとして開発されているわけではなく、さらに検査が必要かどうかを見極める一次検査ツールとしての活用を見込んでいる。
検査にかかるコストもリーズナブルなものになるだけに、特に発展途上国での利用を想定しているようだ。
現在のところは、採血することなく貧血をチェックすることができるため、発展途上国での一次検査ツールとしての活用が見込まれているそうです。
採血することなく、スマホのフラッシュ機能で貧血をチェックするようになれば、すごく手軽で便利ですね。
手軽にできる貧血チェックアプリとして普及しても良いように思います。
→ 貧血の症状 について詳しくはこちら
→ 貧血に良い食べ物・食事 について詳しくはこちら
→ 鉄分の多い食品 についてはこちら
【参考リンク】
- Exclusive: Google buys Seattle health monitoring startup Senosis, bolstering digital health push(2017/8/13、GeekWire)
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