■パイオニア、医療用電子聴診器の開発
参考画像:~パイオニアの音響技術を医療・健康機器に応用~医療用電子聴診器「U10シリーズ」の出荷を開始(2017/1/11、パイオニアニュースリリース)|スクリーンショット
~パイオニアの音響技術を医療・健康機器に応用~医療用電子聴診器「U10シリーズ」の出荷を開始
(2017/1/11、パイオニアニュースリリース)
本製品は、生体音を正確に取得するセンシング技術をはじめとする当社独自の音響技術を用いて聴感性能を高めるとともに、同大学病院医師の監修の下、握りやすさや操作性、堅牢性など、医療従事者のユーザビリティを考慮した形状と、医療機器に相応しい白を基調としたデザインを採用しています。
パイオニアは2013年より広島大学大学院救急集中治療医学と聴診における課題を解決するために共同研究を行なっており、医療用の電子聴診器を開発しました。
聴診における課題とはどういうものなのでしょうか。
■パイオニア、聴診における課題を解決するために広島大学大学院救急集中治療医学と共同研究
医師その他医療従事者の聴感による主観的評価である聴診は、評価のばらつきや、情報共有が難しい点など、多くの課題が挙げられています。
聴覚は個人による主観であり、その評価にばらつきがあったり、情報共有が難しい点など、多くの課題があるそうです。
緑内障の診断においても同じような課題があり、緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発|東北大・トプコンによれば、視神経の変形を肉眼で判定し、分類作業を行なう上で、従来は、医師の経験や主観的な要素が大きく、また一般的な診療所では分類が難しいことが問題となっていました。
聴診器の再発明によって、聴診のレベルが高くなり、また標準化することができたり、情報共有化することができれば、より適切な治療を選択することが期待されます。
また、聴診における課題が解決されれば、病気の予防につながるサインを見つけることができるようになるかもしれません。
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