乾燥肌は加齢とともに悪化してしまう!?乾燥肌とかゆみ対策には入浴方法に注意が必要

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by Skeyndor Cosmética Científica (画像:Creative Commons)

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■乾燥肌とかゆみ

夏が終わり、冬が近づいてくるこれからの季節は空気が乾燥し、肌が乾燥してきます。

肌が乾燥してくると、かゆみを感じる人も多いかと思います。

今回紹介する記事は、乾燥肌・かゆみに関する記事です。

(1)加齢とともに乾燥、悪化

(2008/10/22、読売新聞)

健康な肌では、表面を覆う皮脂膜と、角質細胞内の天然保湿因子、角質細胞と角質細胞の間の脂質の三つが水分をため、蒸発を防いでいる。しかし、加齢とともに新陳代謝が悪くなると、これら三つを作る能力が低下。冬になって湿度が低くなると、角層内の水分が蒸発して肌が乾燥する。
乾燥肌では角質細胞の間にすき間ができ、かゆみを感じる神経も表面近くまで伸びてくる。このため、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみを感じるという。
乾燥肌は20歳代から始まり、40、50歳代になると悪化するという。高齢者には特に多い。乾燥しやすいのは、上腕から肩、すね、太もも、脇腹、腰など。衣類との摩擦で水分が取られやすいためだ。

水分は肌を守るために欠かせないもので、角質層には、肌から水分を蒸発させないための4つのバリア機能があります。

1.肌の表面の角質層が水分の蒸発を防ぐこと

2.角質層内にあるNMFと呼ばれる天然保湿因子が水分をガード

3.肌の表面を覆おう皮脂膜が乾燥を予防

4.角質が簡単にはがれ落ちるのを防ぐセラミドも水分を保持します。

しかし、加齢とともにその機能が低下し、湿度が低くなると肌が乾燥しやすくなります。

つまり、乾燥肌は加齢とともに悪化してしまうということです。

乾燥肌や乾燥が原因のかゆみの対策には、保湿が重要なのですが、記事の中では、入浴方法に注意が必要だとしています。




■入浴方法の注意

記事の中で紹介されている入浴方法の注意をまとめてみました。

  • 熱い湯や長湯、体の洗い過ぎに注意すること(皮脂膜や角質細胞間脂質が取れるため)。お湯の温度は38~40度くらい。
  • 冬は全身をせっけんで洗うのは週1、2回にする。
    毎日洗うのは、顔や首、陰部、手足など汚れやすい部分だけにする。
  • 入浴後、急速に水分が蒸発して、入浴前よりも潤いが減るため、早めに保湿剤を塗る。

久米田彩が温泉レポーターの悲惨な裏事情を告白 医者から洗顔するなと忠告(201610/23、livedoor)によれば、2016年10月23日放送の「あるある議事堂」で温泉レポーターの久米田彩さんは皮膚科の医師から温泉に入りすぎたことで体の菌(善玉菌も悪玉菌もない)がなくなっていき、このままだと危険な状態になるので「温泉にも入るな。顔も洗うな」と忠告されたそうです。

どんなに体に良いものであっても過剰に摂り過ぎると体のバランスを崩してしまうように、お風呂に入りすぎると肌にダメージを与えてしまうことがあるということです。

乾燥肌の方は、入浴方法に気をつけて乾燥肌を予防しましょう。

さらに、記事によると、暖房のかけ過ぎにも注意が必要で、適切な湿度は50~60%だということですので、暖房のかけすぎ・湿度管理に注意しましょう。







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