by Fit Approach(画像:Creative Commons)
2010年3月21日放送のLet’s トレーニングで「スロトレ(スロートレーニング)」が取り上げられていたみたいです。
⇒ スロートレーニング(スロトレ) のやり方についてはコチラ
東大で学ぶスロトレ理論 (東京大学大学院教授・石井直方さん)
スロトレのポイントは力を入れ続けること!
通常のスクワットの場合、上がりきった時に力が抜けてしまう上に反動も使えてしまうので負荷が弱まってしまいます。
しかしスロトレの場合はゆっくりやるので反動が使えず、より力が入り続けます。
力を入れ続ける状態は、血流を制限している状態でもあり、筋肉内の血流を制限し続けると、筋肉は酸欠状態になります。
すると運動に伴って生じる乳酸などの物質が大量にたまり「激しい運動」をしたのと同様の状態に。
そして、その信号が脳に送られると、筋肉の成長などを助長する成長ホルモンなどの分泌が活発になるのだそうです。
スロトレは、筋肉に負荷をかけ続けるのが、大事なポイント。
軽い負荷であっても力を入れ続けることで、筋肉が酸欠状態になり、激しい運動をしたと脳をだますことで、成長ホルモンが活発になります。
1日15分!家庭でできるスロトレ講座
今回、スロトレを紹介された方は、大川達也さん。
野茂英雄投手ら様々な有名アスリートのトレーニングを任される日本を代表するトレーナーで、アメリカから本場式のスロートレーニングを最初に日本に持ち込んだ方なのだそうです。
<ラテラルレイズ×クレイジー3>
2リットルの水の入ったペットボトルを手で掴み、肘を軽く曲げ、横に上げ下げします。
3秒かけてゆっくり上げ、顔の高さで3秒間でキープ、そして3秒間かけてゆっくり下げていきます。
腕を降ろし終える直前で、また3秒かけてゆっくり上げる…。
これを10セットを目安に繰り返します。
姿勢が悪いと効果が半減するので注意。
キツイ人は1リットルのペットボトルでどうぞ。
ペットボトルを使ったスロトレですね。
ポイントは、ゆっくり3秒間かけて、ペットボトルの上げ下げを行うこと。
もうひとつは、スロトレは力を入れ続けることが大事なので、筋肉を休ませないようにすることです。
<スクワット×60秒スローモー>
スクワットをゆっくりと行います。
30秒かけてゆっくり下げて、30秒かけてゆっくり上げます。
そのあと通常スピードのスクワットを10回行ってください。
足は肩幅よりちょっと広めに、太ももが床と並行になるまで下げます。
この運動も姿勢をまっすぐ保つことが大事です。
スロースクワットですね。
スクワットをゆっくりやるだけで簡単だと思うのですが、初めてやる方はゆっくりやると筋肉を休ませないようにするため、結構大変です。
<スーパーマン×イーブン スティーブン>
うつぶせに寝てまっすぐ伸ばした両手両足を同時に持ち上げて下ろす運動。
1から10までカウントする度に両手両足を持ち上げ、偶数の時にだけ、その秒数だけ両手両足を持ち上げた状態で止めます。
(「1」、「2」(2秒保持)、「3」、「4」、(4秒保持)、「5」、「6」(6秒保持)、「7」、「8」(8秒保持)、「9」、「10」(10秒保持))
背中の筋肉全体が鍛えられそうな運動です。