伝統薬 都内にショップ 薬事法改正で老舗結束





伝統薬 都内にショップ 薬事法改正で老舗結束

(2010/4/13、毎日新聞)

各地に伝わる伝統薬の製造業者が力を合わせ、東京都港区に初のアンテナショップを開いた。

いずれも創業が明治・大正期の老舗で、小規模経営ながら家伝の製法を守り、主に電話で注文を受けて顧客に薬を送り届けてきた。

だが09年6月、改正薬事法が施行され、通信販売ができなくなった。

業者はショップを通じて伝統薬を守ろうと必死だ。

改正薬事法により、医薬品のインターネット通信販売が規制され、それに伴い、昔から通信販売をしてきた伝統薬業者も通信販売ができなくなったそうです。

通信販売の原則禁止は主にネット販売への規制を念頭に置いたもので、伝統薬業界には「電話注文を受けていた自分たちは、あおりを受けた」との思いがある。

08年10月までの加盟43社の年間売上総額約87億円のうち、4割を超える約39億円が通販での売り上げだった。

協議会によれば、改正法施行後、実際に多くの業者が売り上げを2~3割減らしているという。

薬事法の改正により、業者の多くが、売上の2から3割減らしたそうです。

今回の薬事法の省令の改正は、「対面」というものをどうとるかがポイントだと思います

ネットや電話でも、店頭販売における対面に近い状況を作り出すことができれば、今回の省令も再度検討されるようになるのではないでしょうか。

協議会は国に引き続き電話による通信販売禁止の見直しを求めていく考えだ。

この記事の書き方であれば、ネットと電話での通信販売は切り離して考えてほしいというようにとられると思うのですが、それでいいのでしょうか。

電話での通信販売・ネットでの通信販売を行う両方の販売業者・消費者が同じ気持ちを持たなければ、見直しという事にならないのではないかと思います。