> 健康・美容チェック > 肝臓 > 脂肪の幹細胞で肝臓修復、ウサギで成功|先端医療振興財団
脂肪の幹細胞で肝臓修復、ウサギで成功 先端医療振興財団
(2010/7/4、神戸新聞)
ヒトの皮下脂肪から採取した幹細胞をウサギに投与し、遺伝性の病気「家族性高コレステロール血症」を改善させることに、先端医療振興財団(神戸市中央区)の松山晃文・膵島(すいとう)肝臓再生研究グループリーダーらが成功した。
幹細胞が肝細胞に変化し、病気の原因となる肝臓の欠損部分を修復した。
血友病など遺伝性の肝臓関連疾患への応用も期待できるという。
先端医療振興財団の松山晃文・膵島肝臓再生研究グループリーダーらによれば、人の皮下脂肪の幹細胞によって、遺伝性の病気である「家族性高コレステロール血症」の改善に成功したそうです。
今後、遺伝性の肝臓の病気ヘの応用が期待できるようです。
■家族性高コレステロール血症とは
同症は、肝臓内にある悪玉コレステロールを取り込む受容体が欠損し、血中に悪玉コレステロールがたまる。
若いうちから心筋梗塞(こうそく)などを発症しやすくなる。
患者は国内で500人に1人程度。
【関連記事】
- 家族性高コレステロール血症の重症化しやすい遺伝子の特徴が解明|国立循環器病研究センター
- アキレス腱の厚さを測ると、全身の動脈硬化(家族性高コレステロール血症)がわかる!?
- 9月24日は世界FH DAY|家族性高コレステロール血症について考えよう
肝臓関連ワード
■肝炎とは|肝炎(B型・C型・アルコール性)の症状・原因・チェック
■NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法
■肝臓の数値・検査値|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP