■遠隔診療サービス「MediTel」の提供開始|テックファームホールディングス・NTTドコモ
参考画像:遠隔診療サービス「MediTel」の提供を開始(2017/10/30、NTTドコモプレスリリース)|スクリーンショット
(2017/10/30、NTTドコモプレスリリース)
「MediTel」は、患者がスマートフォンアプリを用いて、オンライン診察予約、医師とのテレビ電話による診察、クレジットカードによる診察料の決済のほか、自己管理用に日々の健康データを蓄積することが可能なサービスです。また、医師はウェブブラウザを通じて、健康に向けたアドバイス、テレビ電話による診察などが実現でき、患者と医師にとってオンライン診療をより身近で簡単にできるようになります。
テックファームホールディングスとNTTドコモの新規事業創出プログラム「39works」はオンライン診療を実現するため、ドコモが実証実験を基に開発した遠隔診療サービス「MediTel」を2017年11月下旬より医療機関向けに提供開始するそうです。
この遠隔診療サービスの実証実験によれば、通院による移動や待ち時間等の負担を軽減できることや、患者と医師が共同で健康管理を行うことができることにより、仕事で忙しい患者や小さな子どもがいる患者、足腰が不自由で外出することが困難な患者に好評だったそうです。
■まとめ
参考画像:新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)
新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)によれば、患者のQOLの最⼤化に向けて、個⼈の健康・医療データを活かす新たなシステムが必要であるとして、患者⾃らが納得して選択できる医療、患者の満⾜度の⾼い医療、時間・場所を問わず、必要な医療が提供される環境の実現が必要とあり、その中でも「遠隔診療」、「AIを活⽤した診療」といったIoTやAI等の⾰新的技術を医療現場におけて利活⽤する取り組みが重要となるとあります。
医療とテクノロジーを組み合わせることによって、時間・場所を問わず、必要な医療が提供される環境が実現すれば、より医療が身近なものとなっていくことが期待されます。
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