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■加齢黄斑変性、望遠レンズのインプラントで視力回復!
(2010/7/19、Gizmode)
視力回復できる、望遠レンズのインプラントに対しFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可が下りました。これは文字通り目にはめ込める望遠鏡で、見えるものの大きさを2.2~2.7倍に拡大してくれるんだそうです。
このインプラントは、黄斑変性という視野の中央が見えなくなってしまう病気の人、特に高齢の患者さんの視力回復のために作られています。加齢黄斑変性は最終的には失明に至りうる病気で、アメリカでは中途失明の原因として一番多いそうです。
このインプラントは、両目ではなく片目だけに入れて、もう片方の目は、周辺視野用にそのままにしておきます。また、簡単な手術でぱっと劇的に目が見えるようになるというものではありません。手術後には片方の目の見え方が変わるので、両目からの情報がきちんと統合されるよう、脳の調整のためのリハビリが必要です。また、患者さんによっては、インプラントのサイズに合わせるために角膜移植が必要な場合もあります。
手術がうまくいけば、「深刻」な障害が「中度」に軽減されます。価格は1万5000ド(約133万円)と安くはないですが、視力は大事です。
記事によれば、目の病気である加齢黄斑変性の患者の視力回復のための望遠レンズのインプラントができ、FDAの認可が下りたそうです。
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今後日本でも使われるようになるのでしょうか。
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