「食の安全」への関心が高まり、「メタボ」への認知度アップ|平成20年版「食育白書」

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by Sam(画像:Creative Commons)

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「食育白書」を閣議決定 「メタボ」への認知度アップ

(2008/10/28、産経新聞)

政府は28日午前の閣議で平成20年版「食育白書」を決定した。相次ぐ産地偽装や中国製ギョーザ中毒事件などを背景に「食の安全」への国民の関心が高まり、日常の食生活に不安を抱える人が4割を超えた。また、生活習慣病につながるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の認知度が上がる一方、朝食の欠食率の高さは改善の兆しはみられず、政府が掲げる食育の目標達成になお課題を残している。

平成20年版「食育白書」によれば、「食の安全」への関心が高まり、また、メタボリックシンドロームの認知度が上がっているそうです。

白書によると、日常の食生活に悩みや不安を抱えている人は44・3%に上り、その内容については「食品の安全性」が81%(複数回答)と一番高かった。

最近のニュースでも、食の安全性に関するニュースが多いことからも、現在ではさらに食の安全への関心は高まっていると思います。

昨年の調査ではメタボを認知している人は77・3%だったが、今年の調査では87・6%が認知し目標をクリアした。一方、メタボの予防や改善のために適切な食事や運動を半年以上継続的に実践している人は30・3%にとどまった。

メタボへの認知度は昨年に比べて認知度が上がっているようです。

一方で、メタボ対策のための食事や運動を継続して行なっている人は約3割にとどまっています。

メタボに関しては、腹囲が男性の場合85センチ以上だとメタボだというように、メタボを誤って認識している人もまだまだ多いと思われます。

これに関しては、さらなるPRが必要だと思います。

朝食を食べない20代男性は30・6%、30代男性は22・8%といずれも目標値の15%に達せず、計画策定時の29・5%、23%とほぼ横ばい状態。政府が「欠食率0%」を掲げる小学校6年生も3・5%が朝食をとっていないことが判明した。

朝食を食べない人もまだまだ多いようです。

忙しいために朝食が食べられないのでしょう。

うまく時間を活用して朝食が食べられる時間を作る必要があるようです。

都道府県別にみると、12歳の肥満傾向児の割合は男女ともに東北地方に集中。逆に肥満の割合が少ないのは福井、滋賀両県と京都府だった。成人男女で肥満の割合が低いのは東京都、神奈川、岐阜、静岡の各県、大阪府。とりわけ成人女性(40~69歳)の肥満者の割合が東北地方で高かった。

12歳の肥満時の割合は、男女とも東北地方に集中したそうです。

何か理由があるのでしょうか。

成人女性(40~69歳)の肥満者の割合が東北地方で高かったことから、年代別に違いがあるのではなく、地域的に肥満になりやすい理由があるのでしょうか。

食事が他の地域と比べて太りやすい食事なのでしょうか、それとも運動不足が原因なのでしょうか。

大変興味深いです。

詳しく見ることでさらに日本の食に関する現状が見えてきそうです。

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