ひざ上のパソコン使用で、精子の質低下する可能性|米ニューヨーク州立大


Geeky Nap - IMG_5006

by Mireille Raad(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 不妊 > 男性不妊 > ひざ上のパソコン使用で、精子の質低下する可能性|米ニューヨーク州立大




ひざ上のパソコン使用で、精子の質低下する可能性=米研究

(2010/11/8、ロイター)

ひざの上でノートパソコンを使用すると、精子の質が低下する可能性があることが、米国の研究で明らかになった。

ニューヨーク州立大ストーニーブルック校のYelim Sheynkin氏が率いた研究によれば、膝(太もも?)の上でノートパソコンを使用すると、陰嚢の温度が上昇するため、精子の質が低下する可能性があるそうです。

ニューヨーク州立大ストーニーブルック校のYelim Sheynkin氏が率いたこの研究では、29人の若い男性を対象に、ノートパソコンをひざの上に載せて使用した際の陰のうの温度を計測。

これまでの研究で陰のうの温度が1度以上でも上昇すれば精子にダメージを与えることが分かっているが、冷却パッドを使用してもすぐに温度が上昇すぎることが分かった。

Sheynkin氏は、「(ノートパソコンをひざ上で使用しながら)10分か15分が経過しただけで、安全だと考えられる温度を超えてしまうが、使用者はそれに気がつかない」と説明。

「ノートパソコンを使用したからといってすぐに不妊になるわけではないが、頻繁に使用すれば問題が引き起こされる可能性はある」と話した。

米国泌尿器科学会によると、米国で不妊に悩む夫婦は6組に1組ほどおり、男性に原因があるケースが半分だという。

今回のポイントは、

○陰のうの温度が1度以上でも上昇すれば精子にダメージを与える

○(ノートパソコンをひざ上で使用しながら)10分か15分が経過しただけで、安全だと考えられる温度を超えてしまう

という点です。

男性の方は、男性不妊の原因にならないように、できるだけ膝の上でノートパソコンは使用しないほうがいいようですね。







【関連記事】

【関連記事】

【関連ワード】