有田陶器市2019!初めて行く方へのアドバイス(おすすめ窯元、駐車場、紫外線・日焼け止め・熱中症対策、食事、トイレ、歩く距離)




■有田陶器市2019

有田陶器市は4月29日から5月5日まで7日間行われ、全国から約100万人が訪れています。

第114回有田陶器市

■有田陶器市に初めて行く方へのアドバイス

  • 会場はJR有田駅と上有田駅の間(約3km)の間にたくさんのお店があり、いろんな店を見て回るためには、歩きまわらないといけないので、歩きやすく、疲れにくいスニーカーがおすすめ。
  • JR有田駅と上有田駅までを歩いて、帰りはバスやJR(160円)で元の駅まで戻ると楽かもしれません。
  • 陶器市でしか陳列されない珍しい陶器や普段は一流レストランの器としてオーダーメイド形式でしか提供されない器が販売されているのも、陶器市ならでは。
    お手頃の品をチェックするだけでなく、こうした楽しみ方をするのもいいのではないでしょうか?
  • お店に陳列されている器がほとんどですので、手が汚れてしまう心配はありません。
  • 荷物(戦利品)でいっぱいになると考えられるので、手がふさがらないように、リュックなどのバッグをお忘れなく。
  • 日差しが強いので、紫外線対策をお忘れなく。
    帽子・カーディガン・サングラス・日焼け止め・タオル
  • トイレは会場近くにたくさんあるので、お子様連れでも安心です。
  • 駐車場は500円。
    有田陶器市(2018年)にも行ってきましたが、公営駐車場は500円で、そのほかのところは500円、800円、1000円(中心部に近いほど高くなる傾向)となっています。
  • 食事ができるところを確保しましょう。
    周りに食事ができるお店や出店(でみせ)などがありますが、チェックをお忘れなく!
    2018年の有田陶器市ではご当地グルメフェアを開催していましたので、こちらを楽しみに出かけるのもいいのではないでしょうか?
  • この時期の気温は25度近いですので、水分補給や熱中症対策の準備もお願いします。
    会場でもドリンクが販売されていますが、炭酸飲料は残っていましたが、水やお茶は早めに売り切れてしまうため、注意しましょう。

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感想(1件)

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【目次】

■なぜ“世界の有田焼”になったのか?

「有田」は日本の磁器発祥の地でもあり、”世界の有田焼”としても知られていますが、なぜ“世界の有田焼”になったのか?については知りませんでした。

今回のブラタモリでは、有田の歴史・地形・技術、そして有田焼を支えた陰の立役者について取り上げました。

1.3つの自然の奇跡

有田には3つの自然の奇跡がありました!

  1. 有田焼(磁器)の原料となる「陶石(とうせき)」という粘土が見つかったこと
    流紋岩が圧力釜のフタのようになって、熱水を閉じ込めて、250万年をかけて真っ白な「陶石」ができた
  2. 粘土づくりに欠かせない唐臼で陶石を砕く特別な装置(ししおどし式)が川の流れを利用して作られたこと
  3. 斜め15度の斜面を利用して大量に有田焼を作ることができる登り窯を作ったこと
    登り窯は傾斜が高すぎるとスーッと熱が抜けていくために焼けず、傾斜が低すぎると火が引いて登っていかない

有田という地の利・地形の奇跡があったからこそ「有田焼」が生まれたのです!

2.「柿右衛門窯」で生み出された「柿右衛門様式」に欠かせない「赤絵」!


国の重要無形文化財「柿右衛門窯」で生み出された「柿右衛門様式」は、余白を活かして磁器の白さを際立たせ、シンメトリーな図柄を持つ西洋の器と異なるアシンメトリーな図柄で、美しい赤と青の絵付けで彩色されています。

一口に柿右衛門様式といっても、模様も違えば形も違いますが、全体に共通しているのは「赤」!

初代柿右衛門が日本で最初に赤の色絵を始めたそうです。

有田焼は分業制で一つ一つの工程を職人さんが請け負っています。

簡単に言うと、次のような工程です。

  1. 成形(ろくろなどを使って陶土で形を作る工程)
  2. 素焼き
  3. 下絵付け(線書きとも呼ばれ、細い筆で線や輪郭を描く。「呉須」という焼くと藍色に発色する絵の具で絵付けをする)
  4. 濃み(だみ:太い筆で濃淡をつけ色を塗る)
  5. 施釉(釉薬(ゆうやく)をかける)
  6. 本焼成(釉薬をかけてから焼くと透明のガラス質になり、文様が浮かび上がる。水を通さなくなり、汚れにくくもなる。)
  7. 上絵付け(白磁に上絵付けしたものを「赤絵」と呼びます。)
  8. 上絵焼成

※15代酒井田柿右衛門さんが行うのは職人たちを取りまとめる総合プロデューサーであり、デザイナーの役割です。

【参考リンク】

美しい赤絵の鍵となる「赤」色の絵の具「花赤」の完成までには10年の歳月を要するそうで、水には酸素が含まれているため鉄を錆びさせる効果があり、1日1回水を替え新しい酸素を入れることにより錆を促進し細かい粒子になり、10年たつとナノレベル(1万分の1ミリの細かさ)までになるそうです。

※ちなみに、絵の具屋さんで販売されている「花赤」は100g2万3千円でした!

10年かけてできた赤の絵の具にガラス成分を混ぜて擦るのに機械では3ヶ月、人力だと半年~一年かかるそうで、こちらの作業も分業制であり、江戸時代には擦り専門の職人がいたそうです。

つまり、「赤絵」という日本的な美意識で有田焼は世界に誇る美術品になったというわけなのです。

3.ガイシ(碍子)

ガイシ(碍子)とは、電柱などに取り付けられる絶縁体で、電線との間に挟み漏電を防ぐもの。

これが有田焼とどんな関係があるのかといえば、有田焼は「磁器」で、磁器は電気を通す雨水が染み込まず絶縁体に適しています。

有田焼の窯元などが共同で設立し、美術工芸品とガイシを同時に作っていたそうで、電信が発達する中で「ガイシ(碍子)」は時代に不可欠な商品となり、順調に売り上げを伸ばしていきました。

つまり、美術品は景気の波に左右されてしまいますが、ガイシのおかげで有田焼の美術品としての価値を支えることができたのです。







P.S.

「長崎までは遠くて行けないよー」

「行きたかったけどどうしても忙しくて行けない」

という方はぜひこのえごまそば・黒ごまそうめんと蕎麦猪口セットで長崎の波佐見陶器市の雰囲気を感じてみませんか?

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■蕎麦猪口のこだわり
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長崎の波佐見焼は今メディアで注目され、人気を集めています。

このそば猪口は陶磁器の原料となる天然の天草陶石を用いて作られた波佐見焼です。

天草陶石とは、他の原料との配合をせず、この石だけで磁器を作ることができる、世界的にも類を見ない珍しい磁石です。

このそば猪口は、その中でも選りすぐりの陶石を用いて、撰上(えりじょう)という陶土を使用して作っています。

形成から焼成に至るまで職人の手作業で一つひとつ丁寧に作りました。

磁器本来の白さを極めた蕎麦猪口の美しさを是非、お手元でご堪能ください。

今回長崎県波佐見町にある「紫明窯(しめいがま)」に蕎麦猪口の制作を依頼しました。

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