(2008/11/3、AFPBB)
米国西海岸からタイまで、世界各地の豪華リゾート地では、体内から有毒物質を排出する「デトックス」効果をうたった断食コースが健康志向の観光客の間で大人気だ。一方で、断食による健康面でのデトックス効果を疑問視する声もあがっている。
欧米で流行している断食デトックスの内容とはどのようなものなのでしょうか。
欧州で流行している低価格の断食コースは、水以外は何も口にしない完全絶食ではなく、フルーツジュースや野菜スープのみを摂取するものが多い。
ローラ、ジュースクレンズで一週間の断食ダイエットによれば、タレントでモデルのローラがジュースクレンズで一週間の断食をしたそうです。
セレブに人気の「クレンズダイエット」の方法とは?によれば、短期間、食事の代わりに生ジュースを摂ることでダイエットをするという方法です。
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また、記事によると、欧州では、断食に加えてトレッキング(山歩き)を行うプログラムが流行中なのだそうです。
断食デトックスは、健康的にどう効果的なのかについては、多くの断食セラピーのエキスパートは次のように語っているそうです。
多くの断食セラピーのエキスパートが語る断食効果のキーワードは「デトックス(解毒作用)」だ。
しかし、ある栄養学の専門家はそうした主張に指摘をしています。
断食のデトックス効果は証明されていないうえ、栄養摂取の調節機能のバランスを乱しかねないなど、むしろ有害である可能性が高いと指摘する。
また、先ほど紹介した断食とトレッキングを行うプログラムに対しても低血糖を起こすと警鐘を鳴らしています。
12時間近く絶食した場合、肝臓内のグリコーゲン(体内に蓄えられた糖質)を消費し尽くし、血液中の糖分濃度が著しく低下する。これにより、低血糖の危険を察知した筋肉や脳などの臓器は必死に糖分を取り入れようとするため急激に血糖値が上昇してしまう。
何事も行きすぎず適度に行うのが重要だと思います。
日本でも同じような断食デトックスがテレビで紹介されたりしていましたが、あまり体に負担がかからないように行なってほしいです。