Journal of Investigative Dermatology(2025-2026年頃掲載)に発表された研究(小規模で予備的な臨床試験)によれば、ビタミンCが豊富なサンゴールド・キウイを毎日2個、8週間食べるだけで、皮膚のビタミンC濃度が上がり、皮膚の密度(厚み・コラーゲン量)や細胞の再生が改善しました。
■なぜキウイが皮膚に良いのか?(背景)
ビタミンC(アスコルビン酸)は、コラーゲン(皮膚の主成分で、ハリや弾力を与えるタンパク質)を作るために必須の栄養素です。
年齢とともに皮膚のビタミンCが減ると、コラーゲンが減少し、皮膚が薄く・弱くなり、シワや老化が進みやすくなります。
これまでは「塗る」ビタミンCが注目されていましたが、この研究は「食べる」アプローチに焦点を当て、実際に皮膚内のビタミンC濃度を測定しました。
■結果
●皮膚内のビタミンCが大幅アップ
全体の皮膚で約99 nmol/g → 150 nmol/gに増加。血中濃度が上がると、皮膚(特に表皮)にもしっかり届くことが確認されました。
●皮膚密度が約50%増加
超音波測定で、緑色で示される「機能的な組織(主にコラーゲン)」が明らかに増えました。これにより皮膚が厚く・しっかりした状態に近づきます。
●皮膚細胞の再生(増殖)が向上
表皮の細胞分裂が活発になり、古い細胞が新しい細胞に置き換わりやすくなります。これが皮膚の若返りに繋がります。
●すべての参加者で皮膚の改善が見られました(特に最初にビタミンCが低かった人)。
■まとめ
外側からのケアだけでなく、内側から食事でビタミンCを摂ることが皮膚老化予防につながることが期待されます。
【参考文献】
- Pullar JM, Bozonet SM, Segger D, von Seebach A, Vlasiuk E, Morrin HR, Pearson JF, Simcock J, Vissers MCM. Improved Human Skin Vitamin C Levels and Skin Function after Dietary Intake of Kiwifruit: A High-Vitamin-C Food. J Invest Dermatol. 2026 May;146(5):1408-1411.e7. doi: 10.1016/j.jid.2025.10.587. Epub 2025 Oct 29. PMID: 41167549.
■【補足1】家庭料理の視点から
ただ心配なのがアレルギーです。
以前テレビ番組で朝キウイダイエット(毎朝、体調に合わせて、1~3個のキウイを食べるダイエット方法)を試したところ、アレルギー反応がでた経験があります。
朝キウイダイエットのやり方&夜トマトダイエットの方法|サプライズによれば、近年、果物によるアレルギーが増加しているそうで、果物の中でもキウイフルーツは最もアレルギー発症頻度が高く、神奈川県 食物アレルギー実態調査によれば、発症頻度が高く、果物の中で1位を占めているそうです。
消費者庁の食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書によれば、果物類の内訳は、キウイフルーツが 77 例(果物類の 35.6%)で最も多く、以下バナナ、モモ、リンゴ、サクランボの順だったそうです。
いろんな食べ物でビタミンCを摂るようにしたいですね。
■【補足2】家庭料理の視点から
キウイに調べたところ意外な発見がそれが「皮丸ごと食べられる」ということ!
キウイの皮には毛が生えているので食べられないものと思っていましたが、キウイの皮って、食べてもいいの?(ゼスプリ)によれば、キウイフルーツの皮には食物繊維、葉酸、ビタミンE、抗酸化物質が含まれていて、食べるときに気になる人は丸めたアルミホイルを使って流水の下でやさしく皮をこするとつるつるになるそうです。
ただ皮は消化が悪いので気になる方はご注意を。
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