島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!

ADHDの子どもにEPAは効く?特に体内EPAが少ない子どもで効果大!




2019年に発表された質の高い臨床試験では、ADHD(注意欠如・多動症)の子ども・若者92人を対象に、オメガ3脂肪酸の一種である高用量のEPA(エイコサペンタエン酸 1日1.2g)を12週間摂取した場合の効果を、プラセボと比較しました。

その結果、全体として集中力の安定性はEPA群で有意に改善し(効果量ES=0.38)、特にもともと体内のEPAが少ない人では、集中力(反応時間)と注意力を持続させる力(警戒心)が大きく改善することがわかりました(それぞれES=0.89、0.83)。

一方で、衝動性についてはEPA群の方が改善しにくく、もともとEPAが多い人ではかえって効果が薄かったり、良くない影響が出る可能性も示されています。

■背景

ADHDの子どもは、一般の子どもに比べて血液中のオメガ3脂肪酸(EPAやDHA)が少ない傾向があることが知られています。

オメガ3は脳の働きに重要で、注意力や認知機能と関係があると考えられています。

これまでの研究では結果がバラバラでしたが、EPAをしっかり多めに摂る(1日500mg以上)と効果が現れやすい可能性がありました。

そこでこの研究では「もともとEPAが少ない人ほどサプリが効きやすいのでは?」という仮説を検証しました。

■結果

EPAグループの方がプラセボグループより「集中力の安定性」が有意に改善しました(効果量ES=0.38)。

特に重要なポイントとしては、元々EPAが低い人では、EPAを飲んだ人の方が集中力の反応時間が大きく改善(ES=0.89)、警戒心(注意力を保つ力)が改善(ES=0.83)するという結果が現れました。

逆に、元々EPAが高い人では、EPAを飲むと衝動性や他のADHD症状・感情面の改善がむしろ少なくなる傾向があった(効果が逆に出る可能性)ので注意が必要。

■まとめ

高用量のEPA(1日1.2g)は、ADHDの子ども・若者の注意力や警戒心を改善する可能性があり、特にもともと体内のEPAが少ない人で効果が大きいことが示されました。

この研究は「オメガ3がADHDに効くかも」という段階から、「誰に効きやすいか」を明らかにした点で意義があります。

ただし、もともとEPAが多い人では効果が期待しにくく、場合によってはマイナスに働く可能性もあるため注意が必要です。

また、この結果はADHDの標準治療(薬物療法や行動療法)の代わりになるものではなく、補助的な選択肢の一つとして考えてください。

EPAサプリを試す場合は、必ず医師に相談してください(特に子どもは量や安全性の確認が重要です)。

→ DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら

→ オメガ3脂肪酸の効果・効能・食べ物 について詳しくはこちら

【参考文献】

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