by Erin Kohlenberg(画像:Creative Commons)
(2015/1/17、WIRED)
メモをとっていたグループの方が、カードの位置を思い出すことについて、ずっと成績が悪かった
「神経衰弱ゲーム」でメモをとっていたグループのほうが成績が悪かったそうです。
メモをとった学生たちは、記憶の貯蔵に外部形式の技術を頼るあまり、彼ら自身の神経シナプスは、何もせずにいたのだ。
手を動かして覚えるという記憶方法がありますが、今回の研究によれば、メモすることは記憶の定着に役立たないそうです。
写真の撮り過ぎで記憶が薄れる?で紹介した米フェアフィールド大学の心理学者、リンダ・ヘンケル氏の研究によれば、写真を撮影していた人の方が、見学だけしていた人に比べて、対象物に関する認識が正確さを欠いていたそうです。
その理由としては、物事を覚えておくために技術の力に頼り、その出来事をカメラで記録することで、経験したことを覚えられなくなるのではないか、と考えられるそうです。
できるだけメモをとらずに記憶することに集中し、間違えやすいポイントだけをメモをとること(外部記憶に頼る)を心がけるといいかもしれませんね。
【関連記事】