座高検査がなくなった理由とは?|人は常識を疑わない生き物!?


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by Petras Gagilas(画像:Creative Commons)




このツイートが話題になっていたので、この件について調べてみました。

■座高検査は2015年度に廃止

学校健診から消える「座高測定」「ぎょう虫検査」 代わりに運動不足チェック!

(2014/5/12、MSN産経ニュース)

学校現場からは、子供たちの健康管理と座高の関係が分かりにくく、机や椅子の配備にもあまり役立っていないとして、「測定に意味がない」との声が上がっていた。

現場サイドから子どもの健康管理と座高の関係がわかりにくく、意味がないことから2015年度をもって廃止したそうです。

■そもそも座高検査の意味とは?

文科省によると、座高測定は戦時中の昭和12年、内臓の発育などを確認するために始まった。戦後も上半身と下半身の長さのバランスを見ることで、子供の発育状態が測定できるうえ、学校に配備する机や椅子の高さを決めるのにも役立つとして続けられていた。

座高の測定が内臓の発育を確認するために始まったそうですが、もしかするとその根拠となるものが何もなかったのかもしれません。



■人は常識を疑わない

本来であれば、「座高検査に何の意味があるの?」と誰かが問うべきだったのですが、そのことを誰も問わず78年間意味がないこととを続けてきてしまったんですね。

人は常識となっていることや伝統となってきていることに対して疑わないということです。

もしかすると、当然のようにやっていることが実際は理にかなっていないことがあるのではないでしょうか。

●干しひじきには鉄分があまり含まれていないものがある

食品成分表、5年ぶり改訂|日本食や健康志向の食品の追加・糖尿病対策のため炭水化物の記載を充実・干しひじきの記載を見直しによれば、干しひじきは昔は鉄釜で作っていたため、鉄分が多かったのですが、現在の主流の製造方法はステンレス釜で作っているため、鉄分が減っています。

そのため、今後は、鉄分不足に良い食べ物や貧血(鉄欠乏性貧血)に良い食べ物として、ヒジキを紹介する場合は、干しひじき(鉄釜)と記載するようになりそうです。

●従来の腹筋運動は身体を痛める

従来の腹筋運動は体を痛める!プランクポーズが主流になるかも!?プランクポーズのやり方とは?によれば、腹筋運動といえば、仰向けの姿勢から上体を起こす運動というイメージがありますが、インストラクターや軍の専門家は、そのような腹筋運動(sit-ups:上体を起こす腹筋運動)は背中や腰回りを痛める原因があるとして、やめているところもあるそうです。

●肩こり解消には筋膜を伸ばすほうがよい

肩こりをほぐすには肩甲骨はがし!2つの方法|世界一受けたい授業によれば、肩こりを解消するために、叩いたり、押したり、揉んだりしてしまうと、こわばった筋肉が刺激から身を守ろうとして、かえって硬くなってしまうそうです。

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■まとめ

常識をなっていることを疑うことが新しい発見となるかもしれません。

子どものころの気持ちに戻って、常識を疑ってみましょう。