肩こり解消ストレッチ(筋膜リリース体操)のやり方・コツ・注意点|肩こりの原因は「筋膜のシワ」?|#ためしてガッテン(NHK)


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2015年9月9日放送のためしてガッテンのテーマは「ああ!首と肩がツライ 肩こり根治マニュアル」です。




【目次】

■肩こりの原因は「筋膜のシワ」!?

Walter's aching shoulder

by Beatrice Murch(画像:Creative Commons)

筋膜とは、筋肉の束を包んでいる膜のこと。

肩こりはこの筋膜が硬くなっていることが原因の一つと考えられるそうです。

筋肉のコリはすぐにほぐれますが、コリとほぐしを繰り返す間に、筋肉の表面にある「筋膜」にシワができ、そのシワに引っ張られるように筋肉がコリ固まってしまうそうです。

つまり、この筋膜のシワを伸ばすことで慢性的な肩こりが治るそうです。

■頑固な肩こりを解消!しわを伸ばす筋膜リリース

※4つの体操を1日3セット(キープする時間は20秒から90秒)

※【コツ】重要なことは気持ちの良い範囲内で伸ばすこと。

※【注意点】転倒などに注意しましょう。

●斜め腕伸ばし筋膜リリース

  1. 右腕を斜め後方に伸ばします。指先が床にもぐりこむイメージで
  2. 顎を引いて首を左にゆっくり倒します。この時右肩が上がらないように左手で押さえるようにしてください。
  3. 左耳を前に出すように首を回します。この状態で20秒~90秒キープ
  4. 次に、首を反対に回し、鼻を左肩に近づけていきます。この状態で20秒~90秒キープ
  5. 反対の腕も同じように行ないます。

●平泳ぎ風 筋膜リリース

  1. 両腕を前に伸ばします。背中を丸めないように、肩甲骨だけを押し出すイメージで。この状態で20秒~90秒キープ
  2. 肘を高さをキープしたまま、両腕を開くように後ろに引きます。この状態で20秒~90秒キープ
  3. 肩甲骨を起こすイメージで両腕を上に上げます。この状態で20秒~90秒キープ

●S字筋膜リリース

  1. 右手を頭の後ろ、左手を背中の後ろにまわし、肘を90度に曲げます。
  2. その状態から腕を半時計回りに回します。この状態で20秒~90秒キープ
  3. その状態から右足を前に出しクロスさせ、体を左に倒します。この状態で20秒~90秒キープ
  4. 左右を反対にして同じように行ないます。

●バレリーナ風 筋膜リリース

  1. 右の手の平を自分に向け、左手の平を後ろに向け、右足を一歩前に出します。
  2. そこから右手を天井に、左手を床に向けて伸ばしていき、さらに体を軽く左にひねります。この状態で20秒~90秒キープ<
  3. 左右を反対にして同じように行ないます。

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■ストレートネックが筋膜のシワの原因になる!?

スマホを見るときに前かがみの姿勢になりますが、この姿勢が頑固なしわを作り出すそうです。

携帯デバイス多用の人は「テキスト・ネック」に注意によれば、「ストレートネック」「テキスト・ネック」と呼ばれる、前かがみに携帯機器を操作する時間が増えることで、首の張りや頭痛、肩の痛み、ときには腕や手の痛みなどの症状が増えているそうです。

スマートフォン使用で体を痛める人が増加によれば、人間の頭部の平均重量は4.5~5.5キログラムなのだそうで、スマホを見るときに前かがみになり首を傾けると、その姿勢の悪さから、首に負担がかかり、その影響は、体全体に及ぶそうです。

ストレートネックを見分けるポイントは2点。

1.アゴが引きづらい。うなずくのがつらい。

ストレートネックの人は、「後頭下筋群(首の後ろの頭の付け根の部分にある)」の筋膜が固まっているそうです。

ストレートネックの人は、アゴを引こうとするとき、筋膜が固まって、後頭下筋群がうまく伸びないため、アゴが引きづらかったり、痛みを感じたりします。

また、日常的にアゴが上がった状態になると、首の下の皮が伸びてしまうため、2重あごになったと感じる人もいるそうです。

2.耳が肩より前に出ている

■ストレートネックを解消する方法

【用意するもの】タオル(フェイスタオル)

  1. タオルを両手で持ち、首の後ろの真ん中に当てます。
  2. 次に両手を斜め上に引っ張り、頭を少し上に倒します。
  3. その状態から、あごをのど元に引きつけるように、うなずく動作をして5秒~20秒キープします。

※1日5セット

■トリガーポイント療法

「木村ペインクリニック」(群馬県前橋市)

エコー画像の映ったモニターを見ると、白い筋繊維が何本も映し出されていますが、その中に1本青く光っている筋があり、そこに生理食塩水を注射すると、青白く光る筋が消え、患者さんの声によれば、痛みや張りも消えたそうです。

この青白く光る筋が「筋膜」なのだそうです。

最近の研究によれば、肩こりや腰痛の原因となる「トリガーポイント(痛みを引き起こす箇所)」は筋膜にあることがわかり、筋膜が厚く重なっている部分に存在している確率が高いそうです。

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