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【目次】
■逆流性食道炎の治療には禁煙が効果的|大阪市立大
by farhanstories(画像:Creative Commons)
(2016/2/5、毎日新聞)
胃酸が逆流して食道に炎症が起きる「逆流性食道炎」について、禁煙で症状が改善したとする研究成果を大阪市立大の研究グループが発表した。
<中略>
その結果、禁煙を続けていた51人のうち22人(43%)は逆流性食道炎が治っていた。
大阪市立大医学研究科の藤原靖弘准教授(消化器内科学)の調査によれば、禁煙をすることによって、逆流性食道炎の症状が改善したそうです。
■逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎は成人の10〜20%が発症するとされる。胃酸で食道の粘膜が傷つき、胸焼けなどの症状が出る。悪化すると出血の恐れがあり、まれにがんを発症する。喫煙、飲酒などの生活習慣や肥満が一因とされる。
逆流性食道炎は、文字通り、胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流してくることによって生じる病気です。
食道は消化液による刺激に強くなく、胃酸(酸性の強い消化液)が逆流することによって、食道炎が起こります。
症状としては、胸やけや呑酸、喉がつかえる感じなどの自覚症状があります。
■まとめ
逆流性食道炎の治療には、食事の改善や胃酸の分泌を抑える薬による治療が行われますが、禁煙でその症状だけで治る可能性があるということで、副作用の心配もないため、うれしいニュースですね。
胸やけや呑酸などの逆流性食道炎かもしれないという症状で悩んでいる方はぜひ禁煙をお勧めします。
→ 逆流性食道炎の症状・原因・治し方・食事 について詳しくはこちら
【参考リンク】
- 禁煙治療が逆流性食道炎に有効であることを日本で初めて明らかに(2016/2/5、大阪市立大学)
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