by Keiko Shih(画像:Creative Commons)
大ヒットアニメ映画「君の名は。」の影響も?草食化・恋愛離れといわれる若者も実は恋愛している!交際経験がある新成人は 59.0% 結婚への意欲も 79.0%と昨年から大幅に伸長!
(2017/1/5、オーネットニュースリリース)
2017年に成人となる全国の独身男女 600 名を対象に実施された恋愛・結婚意識についての第22回新成人意識調査によれば、2017年の新成人の恋愛・結婚意識は高いようです。
■実はみんな恋愛してる!これまでに交際経験がある新成人は 59.0%。
若者の恋愛離れというニュースを目にしたことがありますが、今回の調査によれば、実は約6割に交際経験があり、現在も約3割に交際相手がいるそうで、2012年から増加傾向にあるそうです。
■現在交際相手がいる新成人は全体で 30.7%。草食化や恋愛離れが進んでいると言われているが、2012 年から増加
傾向。
交際相手が現在いない新成人の7割以上が「恋人がほしい」と回答しており、世間でいう恋愛離れというのは全く違った結果となっています。
交際相手がいないと答えた方に「交際相手をほしいと思いますか」と質問したところ、なんと男女ともに昨年と比べて 10%以上増加しています。
2000年から2015年にかけては減少傾向にあったものの、2016年には増加に転じ、2017年は昨年と比べて10%以上増加して74.7%が「恋人がほしい」と回答しています。
このような傾向を見せている理由として、ニュースリリースでは、景気の回復とともにカップルが多く誕生していることで自分自身も恋人がほしいと感じているからや少女マンガを原作とした映画化が多かったことも関係しているのではないかと考えられています。
若者の間で本当に「恋愛離れ」が起きているのか?によれば、アメリカでは今の若者は恋愛しないのではなくて、恋愛できないほど経済的に貧しくなってしまっていると書いた人がいましたが、恋愛に心が向いているというのは、一時期よりは景気が回復しているともいえるかもしれません。
■デート費用の割り勘は当たり前?!女性の半数以上がデート費用割り勘派!昨年の 36.3%から大幅増。
普段のデート費用についての考えを調査したところ、53.1%もの女性が、デート費用は「割り勘がよい」と回答。昨年の 36.3%を大きく上回りました。
一方、「男性がすべてを払うのがよい」、「男性がやや多めに払うのがよい」を合計すると男性は 60.7%で女性の 45.3%を上回りました。この結果からデートの費用については女性のほうが平等意識が強いことがわかり、「男性はこうあるべき!」という考えにとらわれているのは、実は男性のほうなのかもしれません。
昔の人の考えからすれば「デート費用は男性が払うもの」だった思いますが、今回の調査によれば、約5割の女性がデート費用は割り勘がよいと回答しています。
男性がデート代を多く払う理由としては経済的な余裕を見せるものという考えがあったかもしれませんが、今の女性はそうしたことを求めておらず、対等に付き合いたいと考えているのかもしれません。
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■「結婚したい」新成人は 79.0%で昨年から大幅増加。結婚したい理由は「好きな人と一緒にいたい」か らが 1 位!
「将来、結婚したい」と思っている新成人は減少傾向にありましたが、今年は3年ぶりに増加となりました。その理由は、「好きな人と一緒にいたい」が 1 位に。そして男女ともに「子どもがほしい」「家族がいると幸せだと思う」という理由が続きます。
「結婚意向あり」の女性の 91.6%が 30 歳までに結婚したいと回答しており、さらに 45.1%は 25 歳までの結婚を希望しており、昨年の 39.7%から5%以上増加しています。
興味深いのが早婚願望の増加です。
このように回答している理由はわかりませんが、結婚したい理由として「子どもがほしい」「家族がいると幸せだと思う」が挙がっていることから、晩婚化での不妊治療のニュースを目にしていることも理由の一つにあるのかもしれません。
■「家庭の経済基盤」に関する考え方について、男女で大きな違いが!6割以上の女性が「結婚するには女性の収入も重要な条件である」と回答。
「家庭の経済基盤を支える責任は夫にある」に対して、男性の 50.7%が「はい」と答えたのに対して、女性の 42.7%は「いいえ」と答えており、さらに 66.3%の女性が「結婚するには女性の収入も重要な条件である」と考えています。女性の社会進出が当たり前になった現在では、経済的に男性に頼りたいがために結婚するという考え方は以前に比べて低くなり、もはや共稼ぎは当たり前、結婚生活の経済的基盤は夫婦2人で支えていくもの、という女性側の意識の変化が表れています。
「経済的な基盤がないと結婚できない」という質問には新成人男女の6割が「はい」と回答(男性 59.7%、女性 65.3%)して、男女ともに共通していますが、その基盤の考え方には違いがあります。
66.3%の女性が「結婚するには女性の収入も重要な条件である」と考えており、ここでも男女の平等意識が見て取れます。
■まとめ
新成人おめでとう!新成人の恋愛・結婚観(2012/1/8)によれば、「結婚するには女性の収入も重要な条件である」としたのは45.1%(男性29.8%、女性60.5%)となっており、女性も男性の収入に頼るばかりではなく、自らも家計を担うつもりでいるようです。
つまり、ここには男女の考え方にギャップがあるように思います。
男女とも恋愛に対する意欲が高まっており、女性も男性の収入に頼るばかりではなく、自らも家計を担うつもりでいるので、男性と双方の両親の考えが変われば、結婚を選ぶカップルは今後増加していくのではないでしょうか。
ただ、20歳といえば、学生も多いと思います。
就職し、社会人となると、学生の時と比べて、途端に出会いが少なくなってしまう仕事・職業の人もいます。
ぜひ学生の時にいろんな人とコミュニケーションをとっておいてくださいね。