#椎名林檎 さんが書き下ろしたドラマ「#カルテット」の主題歌「おとなの掟」の歌詞と #岡本太郎 さんの言葉から学ぶ情報社会の生き方

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by jar [o](画像:Creative Commons)




現代人は読まない…。リンク先を見ずにリツイートしまくる人が大半であると判明

(2016/6/22、ギズモード)

リツイートがリツイートをよんでニュースは拡散しても、そもそもツイートに含まれているリンクから元のニュース記事へジャンプして内容を確かめたりしない人が、全体の59%にも達することが示されています。

米国のコロンビア大学、フランスのFrench National Instituteのコンピュータ・サイエンス共同研究チームが、Twitterで拡散されていく、CNN、New York Times、Huffington Post、BBC、Fox Newsへのリンク(短縮URL)が含まれたツイートを分析し、どのようにニュースがSNSの力で拡散されていくかの研究調査を実施したところ、元記事のリンクを読まずにリツイートしている人が全体の59%をしめていることがわかったそうです。

同研究チームのArnaud Legoutさんはこのようなコメントを発表しています。

記事を読むよりもシェアするだけで満足する人が増えている。これこそが現代の情報活用の典型的なかたちだ。ただ要約か、その要約の要約を見ただけで、それ以上は深く調べようともせず、人々の思考が形成されていく。

私たちは知らず知らずの間に間違っているかもしれない情報を拡散してしまい、その情報をもとに判断してしまう人もいるのかもしれません。

真実を見極める目を持つことが重要だといわれますが、これほど情報にあふれた世界では大変難しいことだと思います。

【関連記事】

「自分の中に毒を持て」(著:岡本太郎)ではこのように書かれています。

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)

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人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

情報にあふれる世の中だからこそ、情報を収集することに追われるのではなくて、反対に情報を捨てていくことがこれからの時代を生きる上では大事なことなのではないでしょうか。

ドラマ「カルテット」(TBS系)のために椎名林檎さんが書き下ろした主題歌「おとなの掟」の歌詞にも知識や言葉が邪魔をするというようなイメージの歌詞があります。

【参考リンク】

人は自由になるために情報も知識もお金も蓄えようとします。

しかし、情報も知識もお金も蓄えたとたんに、手放したくなくなって、自由な行動をとることができなくなってしまいます。

自由を求めるために行なっていたことによって、自由を失ってしまうということがあるのです。

意識的に情報を捨てていき、自分自身が持つ感じ方やインスピレーション・直感・直観を大事にしていく必要があるのではないでしょうか。







P.S.

それでは情報や知識をどのように扱えばいいのでしょうか?

「流れる水は腐らず」という言葉があります。

流れがない、たまっている水は腐りやすいのですが、流れている水は腐ることはないという意味です。

「流れ」を意識して、情報も知識もお金も蓄えることなく、少しずつ周りの人に手放してみてはいかがでしょうか。