「がん」カテゴリーアーカイブ

ブラを着けることの医学的な利点はほとんどない!?




Julia Goerges

by James Boyes(画像:Creative Commons)

【衝撃事実】Gカップ以下はブラジャーをつけても意味がない!? 多くの専門家がブラを着けないことを推奨

(2013/4/8、ロケットニュース24)

医療人類学の権威シドニー・シンガー氏は、著書『Dressed to Kill』(ソーマ・グリスメイジャー氏と共著)のなかで、ブラジャーが乳ガンの発症率を増大させていると指摘しています。彼らの考えでは、ブラは胸に近い位置にあるリンパ管の流れを圧迫し、循環の妨げになっているとのこと。

英国専門家ロバート・マンセル教授が行った調査でも、ブラなしの方が良好な結果が得られたことが明らかになっています。100人の女性を対象に三カ月間、ブラあり・ブラなしの生活を比較したところ、ブラなしの方が胸の痛みを訴える率が低くなったそうです。

以前、フランスのブザンソン大学・医薬学部の研究でブラなしで一年過ごした女性は、バストのサイズが大きくなっているという記事をご紹介しましたが、今回の記事によれば、ブラがリンパの流れを圧迫することにより、乳がんの発症率を増大させているのではないかという事が紹介されています。

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ノーブラ状態で過ごすとおっパイが大きくなる?

ブラなしで一年過ごした女性は、乳房の細胞組織の質が向上し、肩の回旋筋や大胸筋がより発達し、またバストのサイズがブラありの時よりもわずかながら大きくなっており、かつ位置もリフトアップしていることがわかったそうです。

 

また、ロバート・マンセル教授によれば、

ブラを着けることの医学的な利点は、ほとんど認められない

そうです。

ポイントは、「医学的」というところですよね。

医学的な利点は認められないもののその他の面では利点があるとも言えそうです。

Gカップ以上であれば、日常的にブラを着けていることが望ましいようです。

それ以下のサイズは、ブラジャー着用のメリット(形を整える・肩や背中の負担軽減)をあまりいかせないとのこと。

とはいえ、外出時には着用した方が良いようです。

夏のノーブラで日本女性の胸が危ない!?によれば、バストの揺れによってクーパー靭帯に負荷がかかることが下垂の原因の一つになるそうです。

スポーツなどは胸の揺れが大きく、クーパー靭帯に負担をかけるようなときには、ブラを着けてバストを守ったほうがよいということですね。







65度以上の温度の熱い飲み物は食道がんの要因に「恐らく」なる|国際がん研究機関(IARC)




■65度以上の温度の熱い飲み物は食道がんの要因に「恐らく」なる

Hot Chocolate - Handorf Chocolates 1

by Alpha(画像:Creative Commons)

熱い飲み物にがんリスクの可能性、コーヒーにはなし 国連機関

(2016/6/15、AFP)

65度以上の温度で飲み物を摂取した場合に、食道がんの原因となる可能性があることを示す証拠が一部で見つかったという。

中国人の「熱い物好き」に警告、食道がんのリスク増加―台湾癌研(2009/1/8)で紹介した台湾の癌研究機関によれば、「熱すぎや冷えすぎの食べ物」は食道がんなど消化器系の病気の原因になるとして注意を呼び掛けていましたが、今回、国際がん研究機関(IARC)によれば、65度以上の温度の非常に熱い飲み物は食道がんの要因に「恐らく」なるとの研究結果を発表しました。







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肺がんを予防するにはどうしたらよいか?|肺がんは喫煙者だけにおこる病気ではない

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肺がんを予防するにはどうしたらよいか。

Lung abscess

by Yale Rosen(画像:Creative Commons)

筑紫さんの命奪った…がん死亡数でトップ「肺がん」

(2008/11/15、夕刊フジ)

7日、肺がんで死去したジャーナリストでニュースキャスターの筑紫哲也さん(享年73)。昨年5月のがん告白から1年半の闘病の末に力尽きる格好となったが、筑紫さんは昔からの喫煙派のたばこ好きだった。

筑紫さんは昔から喫煙派のたばこ好きだったそうです。

やはりタバコが肺がんのリスク要因の一つであり、禁煙が肺がん予防の大事な予防法ではあるようですが、記事によると、肺がんは喫煙者だけにおこる病気ではないと忠告しています。

「肺がんには大きく分けて小細胞がんと非小細胞がんの2種類があり、最も多いのは非小細胞がんに分類される腺がん。

これは喫煙の有無とは関係なく発症する危険性が高く、たばこを吸わないからといって安心はできません」と長医師は注意を促している。

たばこが肺がんのリスク要因ではありますが、たばこを吸わないからといって安心はできないようです。

では、肺がんはどのようにすれば予防できるのでしょうか。

肺がんは、現在日本人のがんによる死亡者数でトップ。その理由はいくつか考えられるが、最も懸念すべき点は「早期発見の難しさ」にある。大阪府済生会吹田病院呼吸器病センター長の長澄人医師が解説する。

「肺がんの症状には血痰や息苦しさ、長く続く咳などがあるが、いずれも症状が出た頃には病気が進んでいることが多い。症状が出る前に発見できるか否かが分かれ道になってきます」

肺がんの症状が出る前に、早期発見することが肺がんを早期治療する方法といえそうです。

そうなると、定期的に検診を受ければよいということになりますが、記事によると、そうとも言えないそうです。

「50歳あたりから発症頻度が高まり始め、70歳前後でピークになる。

会社や自治体の健康診断では単純レントゲン撮影しかメニューにないことが多く、これだと小さながんは見落とす危険性がある。

手術が可能な早期の段階で見つけるためには、年に1度は胸部CTを撮るのが理想的。

そのためには人間ドックを受けて、メニューに胸部CTがない場合はオプションで加えるくらいの積極的な姿勢が必要になってきます」(長医師)。

単に検診を受ければよいということではなく、手術が可能な早期の段階で見つけるためには、人間ドックで胸部CTを撮るなど、肺がん予防に対して自らが積極的な行動が必要になるようです。

肺がんを予防するためにも、定期的に人間ドックで自分の体の状態をしっかり把握していくことが肺がんの早期発見において一番重要なようです。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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がん経験のある人は心臓病を発症するリスクは約2.5倍高い!|山形大

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■がん経験のある人は心臓病を発症するリスクは約2.5倍高い!|山形大

loneliness is such a sad affair

by Guilherme Yagui(画像:Creative Commons)

<がん>たばこ吸う人の再発リスクは2.5倍に 山形大調査

(2015/12/23、毎日新聞)

心不全や狭心症などの心臓病がなかったものの、がん未経験者993人中、追跡調査で新たに心臓病を発症した人は44人の4.4%だったのに対し、がん経験者60人のうち追跡調査で心臓病を発症した人は6人の10%と2倍超だった。

山形大学の調査によれば、がん経験のある人は心臓病のリスクが高いということがわかったそうです。

がん罹患者が心臓病を発症するリスクは、がんにかかったことがない人の約2.5倍になることがわかったため、健康診断などで、定期的にチェックするようにしましょう。

■オメガ3脂肪酸と心臓の関係の研究

オメガ3脂肪酸は致死的な心臓病のリスク低下に関連している!?で紹介した米国スタンフォード大学とタフツ大学の研究によれば、魚介類や植物由来のオメガ3脂肪酸の血中濃度が高い人は、致死的な冠動脈疾患のリスクが低いそうです。

オメガ3脂肪酸を含む魚をよく食べる女性は心臓も健康に|デンマーク研究(2012/6/15)で紹介したデンマークの研究チームによれば、オメガ3脂肪酸を豊富に含む魚をよく食べる女性は、心臓の病気にかかるリスクが低いという研究が発表されています。

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の値が高いと長生きする!?|米ハーバード公衆衛生大学院とワシントン大学によれば、米ハーバード公衆衛生大学院とワシントン大学の調査によれば、血中のオメガ3脂肪酸値が高い人は、そうでない人に比べて約2年長生きすることがわかり、また、オメガ3脂肪酸だけでなく、同じくサーモンなどの魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDPA(ドコサペンタエン酸)の値が高いと、心臓病や脳卒中などが原因で若年死するリスクが27%も低いことも判明したそうです。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら

→ DHA・EPA|DHA・EPAの効果・効能・食品 について詳しくはこちら

オメガ3を含む食品としては、サケ、マス、イワシ、ニシンなど魚に含まれています。

また、植物由来のオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸はクルミ、アマニ油、キャノーラ油、その他の種子やナッツに含まれています。

はっきりとしたメカニズムはまだわかっていませんが、オメガ3の食品は健康のためにはぜひ摂っておきたい食べ物ですね。




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たばこを多く、長期間吸ってきた人ほど遺伝子に突然変異が起こる|国立がん研究センターなど

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■たばこを多く、長期間吸ってきた人ほど遺伝子に突然変異が起こる|国立がん研究センターなど

Smoking

by AQanta S Sutarjo(画像:Creative Commons)

<たばこ>喫煙で遺伝子変異増加…長く多く吸う人ほど蓄積

(2016/11/4、毎日新聞)

チームは、17種類のがん患者5243人を対象に、たばこを吸う人と吸わない人で遺伝子に違いがあるかを解析。その結果、肺、喉頭、口腔(こうくう)、膀胱(ぼうこう)、肝臓、腎臓のがんは、喫煙者の方が遺伝子の突然変異が多かった。最も多い肺がんでは、毎日1箱(20本)を1年間吸うと150個の突然変異が蓄積すると推計された。

国立がん研究センターや理化学研究所など日米英韓の研究チームが世界約5000人のがん患者の遺伝子データを解析した研究によれば、細胞ががん化する原因とされる遺伝子の突然変異が、たばこの化学物質によって誘発され、また、たばこを多く、長期間吸ってきた人ほど遺伝子に突然変異が起こることが分かったそうです。

今回の研究によれば、肺がんでは、毎日1箱(20本)を1年間吸うと150個の突然変異が蓄積されると推計されています。

また、たばこによる病気といえば、肺がんをイメージする方も多いと思いますが、タバコによる影響はだけではなく、のどや口の中、膀胱、肝臓腎臓にまで影響が及んでいます。

なぜ、青森県が平均寿命最下位なのか?|青森県を長寿県にするための方法とは?によれば、平均寿命が全国最下位の青森県は喫煙率が高いそうで、厚労省の25年の国民生活基礎調査によると、青森県民の喫煙率は男性が40・3%で全国1位、女性は14・3%で同2位で、喫煙率は男女とも高いという結果が出ています。

タバコを吸うとなぜ健康に悪いのかというのは、今回の研究によれば、細胞ががん化する原因とされる遺伝子の突然変異がタバコの化学物質によって誘発されるからということがわかったことで、少しでも禁煙する人が増えるといいですね。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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