「病気」カテゴリーアーカイブ

しょうゆにインフルエンザウイルス増殖阻害効果がある!?|キッコーマン

Kikkoman's

by Andy Melton(画像:Creative Commons)




キッコーマン、しょうゆにインフルエンザウイルス増殖阻害効果を確認

(2015/9/22、日刊工業新聞)

キッコーマンは、しょうゆのインフルエンザウイルス増殖阻害効果をマウスで確認した。富山大学、中部大学との共同研究で、ウイルスに感染させたマウスへしょうゆを経口投与し、3日後と14日後に効果を確かめた。その結果、しょうゆを投与しなかったマウスに比べて、感染に伴う体重減少が抑えられたりウイルス増殖の抑制効果が見られたりしたという。

しょうゆにインフルエンザウイルス増殖阻害効果があることがわかったそうです。

また、しょうゆにエタノールを添加して上澄みと沈殿物に分け、同様の実験をしたところ、上澄みでは効果が見られ、沈殿物では効果が認められなかった。

今回はしょうゆに含まれるどのような成分がインフルエンザウイルス増殖阻害効果があるかはわかりませんでしたが、しょうゆの上澄みにその成分が含まれていることがわかったそうですので、今後は上澄み部分の研究が進んでいきそうです。







【インフルエンザ関連記事】

プラズマ乳酸菌摂取が咳や熱などのインフルエンザ様疾患の症状を抑制

Inoculating the yogurt

by Dvortygirl(画像:Creative Commons)




■乳酸菌が体の防御力を高めてウイルス感染をふせぐ

インフルエンザ防御、「乳酸菌と水分」の補給が効果

(2013/12/8、日本経済新聞)

1073R-1乳酸菌やラブレ菌、FK-23乳酸菌などを含むヨーグルトや乳酸菌飲料を摂取すると、NK細胞の働きが高まり、重症化が抑えられるそうです。

プラズマ乳酸菌を含むヨーグルト飲料を接種すると、咳や熱などのインフルエンザ様疾患の発症が抑制され、ウイルスの増殖も抑制されていることがわかったそうです。

→ 乳酸菌の働き・乳酸菌を含む食品 について詳しくはこちら







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金属アレルギーの原因は体内に入った超微細な粒子|阪大

Necklace

by Adam Greig(画像:Creative Commons)




阪大、金属アレルギーの原因特定 超微細粒子が引き金

(2016/6/10、共同通信)

金属が皮膚に接触して発疹やかぶれが起きる金属アレルギーの原因は、体内に入った超微細な粒子だとみられると、大阪大の東阪和馬助教(ナノ安全科学)のチームが10日発表した。

 これまで、体に金属が触れて刺激されることで金属に対する免疫ができ、再び触れた際に免疫が活発に働いて発症するとされてきたが、詳しい仕組みは不明だった。

金属アレルギーの仕組みはこれまで体に金属が触れて刺激されることで金属に対する免疫ができ、再び触れた際に免疫機能が活発に働いて発症するとされてきましたが、大阪大の東阪和馬助教(ナノ安全科学)のチームによれば、金属アレルギーの原因は、体内に入った超微細な粒子だと考えられるそうです。







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重い心臓病の子供のふくらはぎの細胞から作った心筋シートを心臓に移植する治験を始める|阪大

Surgery

by Army Medicine(画像:Creative Commons)




心筋シート、子どもに移植 阪大が重い心臓病で治験

(2016/4/5、日本経済新聞)

大阪大学の澤芳樹教授らは、重い心臓病の子供のふくらはぎの細胞から作ったシート(心筋シート)を心臓に移植する治験を始めたそうです。

20160824heartsheet_terumo

参考画像:テルモ、「ハートシート」の製造販売承認を取得 世界初となる心不全治療用の再生医療製品|スクリーンショット

心臓病の子どもから特殊な細胞を取り出して治療する再生医療の治験を始める|岡山大などによれば、岡山大学病院の王英正教授などの医療チームが、重い心臓病の子どもから、心臓の筋肉の元になる特殊な細胞を取り出して培養し、体に戻して治療しようという再生医療について、健康保険の適用を目指して安全性などを確かめる治験を始めました。

重い心臓病の子供がより多く救われるようになる日も近いかもしれません。

【参考記事】







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世界の平均寿命は大幅な伸びを見せているものの、がん・心臓病・脳卒中といった病気による死者数は増加

"Life is the word"

by Nicolas Alejandro(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 生活習慣病 > 世界の平均寿命は大幅な伸びを見せているものの、がん・心臓病・脳卒中といった病気による死者数は増加




世界の平均寿命に大幅な伸び、生活習慣病は増加 報告書

(2016/10/7、AFP)

この10年間で、195のうち188の国と地域で、平均寿命が上昇した。

 一方で、がん、心臓病、脳卒中といった非伝染性疾病については、2005年の3500万人から2015年には3900万人となり、その死者数が増加している。

<中略>

 がん、冠動脈疾患、肝硬変、アルツハイマー病など、増加傾向にある非伝染性疾病の多くは、加齢に関連するものだ。

英医学専門誌ランセット(Lancet)に発表された報告書「世界の疾病負担研究(Global Burden of Disease Study)2015」によれば、感染症による死者数の急激な減少によって、世界の平均寿命は大幅な伸びを見せているものの、がん、心臓病、脳卒中といった病気による死者数は増加しているそうです。

感染症予防ができるようになっている現代では、今後は、健康格差が問題になると思います。

健康格差とは、所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなるといわれている格差のことです。

#健康格差 とは|所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなる!?によれば、健康格差の研究は1980年代から始まり、WHO(世界保健機関)によって健康格差の要因についてまとめたレポートもあるほど、すでに欧米では深刻な格差の一つとして受け止められているそうです。







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