> 健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の原因 > <糖尿病>ごはんをよく食べる習慣がある女性の発症リスクが高い|厚生労働省研究班
■<糖尿病>ごはんをよく食べる習慣がある女性の発症リスクが高い|厚生労働省研究班
by Tatsuo Yamashita(画像:Creative Commons)
<糖尿病>米飯多食で女性の発症リスク増?厚労省調査
(2010/11/12、毎日新聞)
米飯を多く食べる習慣がある女性は、あまり食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高いことが、厚生労働省研究班による日本人対象の大規模調査で明らかになった。
日本人の米飯と糖尿病発症の関連が分かったのは初めてという。
米臨床栄養雑誌に発表した。
厚生労働省研究班によれば、ごはんを多く食べる習慣のある女性は、食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高いそうです。
摂取カロリーや栄養バランスの個人差を調整して米飯だけの影響を分析した結果、白米だけの米飯を1日あたり3杯(420グラム)食べる女性は、同1杯強(165グラム)の女性に比べ、糖尿病を発症する危険性が1.67倍高かった。
1日あたり4杯(560グラム)の女性の危険性は1.81倍だった。
麦などの雑穀が混ざった米飯を食べている場合、危険性はやや低くなったが、傾向は変わらなかった。
男性の場合、米飯の摂取量による明確な差は見られなかったが、1日あたり1時間以上の筋肉労働や運動をしていない男性は女性同様、発症の危険性が高まる傾向があった。
パンやめん類では、男女とも危険性に差はなかった。
白米を多く食べる習慣のある女性は糖尿病になりやすい傾向があり、また、男性も肉体労働や運動をしていない場合、女性と同様に糖尿病のリスクが高まる傾向があるそうです。
米飯摂取と糖尿病との関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター
女性では米飯摂取が多くなるほど糖尿病発症のリスクが上昇する傾向が認められました。摂取量が最も少ないグループに比べ1日3杯および1日4杯以上のグループでは糖尿病のリスクがそれぞれ1.48倍、1.65倍に上昇していました
低炭水化物スコアと糖尿病との関連について|多目的コホート研究
女性で低炭水化物スコアが高いほど糖尿病発症のリスクが低下
低炭水化物/高動物性たんぱく質・脂質スコアが高いほど糖尿病リスクが低下
また、パンや麺類では男女とも危険性に差はなかったそうです。
米飯は、食後に血糖値が上がりやすいため、糖尿病を起こしやすい食品とされている。
研究班の南里(なんり)明子・国立国際医療研究センター研究員は「食事は米飯だけではないので、米飯を多めに食べる人も、野菜を積極的に取るなどバランスに気を配り、運動を心がければ糖尿病の危険性を下げられる」と話す。
糖尿病のリスクを下げるためにも、ごはん(米飯)を多めに食べる人は、野菜を積極的にとり、運動をするなどの習慣を取り入れるようにした方がいいようですね。
→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら
→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら
【参考リンク】
■糖尿病の予防