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韓国 「プチ整形」も人気…日本人旅行者が急増

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by Steven Depolo(画像:Creative Commons)




韓国 「プチ整形」も人気…日本人旅行者が急増

(2009/4/11、毎日新聞)

ソウル・明洞(ミョンドン)のファッションビル10階の皮膚科・形成外科病院「アルムダウンナラ」にも、日本人女性の姿が引きも切らない。

「日本も含めて今までで一番丁寧。

通訳もいるし、また来たい」と東京在住の女性(25)。

約3時間かけた「治療」は角質除去の各種エステや、にきび対策の顔面注射など。

皮膚科専門医の処方に基づく「メディカル・スキンケア」である。

昨年の外国人来院者は前年より300人多い1300人。

うち9割近くは日本人で、大半がメディカル・スキンケアの患者という。

韓国では日本より美容整形への抵抗感が少なく、若返りの注射を含む「プチ整形」も浸透。

二重まぶたにする程度なら、整形したと公言する女性も多い。

アルムダウンナラの李相浚(イサンジュン)院長は「ボトックス注射を受ける日本人も多い」と明かす。

ボトックスは米国で斜視やまぶたのけいれんの治療剤として開発されたが、しわの改善効果も確認されている。

同院の場合、治療費は約40万ウォン(約3万円)。

「日本での治療より、半額ほどで済む」と言う。

円高・ウォン安を背景に韓国を訪れる日本人が急増しているそうです。

その中で増加しているのが、プチ整形やメディカルスキンケアなのだそうです。

不況といわれながらも、女性の美の追求への気持ちに変わりはないようです。







しわ取りのためのヒアルロン酸の自己注射に警鐘

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by Steven Depolo(画像:Creative Commons)




ヒアルロン酸:しわ取り、自己注射「ダメ」 ネット頼り個人で輸入、後遺症に悩む例も

(2009/1/11、毎日新聞)

インターネットで購入したヒアルロン酸を、自分で顔などに注射する行為が広がっている。

10日、東京都内で開かれた日本美容外科学会で、日本医科大の百束比古(ひゃくそくひこ)教授(形成外科)らが自己注射による後遺症例を報告し、「素人は絶対にやめるべきだ」と呼び掛けた。

インターネットで購入したヒアルロン酸を自分で注射する行為が増えているそうです。

ヒアルロン酸は、化粧品の保湿成分として注目されており、また、美容クリニックなどでは、しわの部分に注射をしてしわを目立たなくさせる美容法がおこなわれています。

しかし、その美容法は定期的に注射をすることが必要になり、費用がかさんでしまうため、自己注射(セルフ注射)を行うことが増えているようなのです。

記事の中では、セルフ注射によって後遺症が残ったケースが紹介されています。

神奈川県内の女性(36)は04年春ごろ、美容クリニックでこの注射を受け、口の両脇のしわに注入して約8万円払った。

その後、費用がかさむため、ネットの掲示板で話題になっていた自己注射に興味を持った。

クリニックで使用していたものと同じメーカーのヒアルロン酸を、香港の輸入代行業者を通して1個約2万円で2個購入。

備え付けの注射器を使い、掲示板の体験談などを基に07年12月、自分のほおや目の下に注射した。

「失敗しても半年で元に戻る」と考えていたが、2、3カ月後、注射した部分の一部が膨らみ、しこりになった。

クリニックでヒアルロン酸を分解する注射を打ったがしこりはなくならず、皮下にひきつれが起きる「異物肉芽腫症」と診断された。

完全に元に戻すことは難しく、女性は「すごく後悔している」と話す。

気軽な気持ちではじめたものが、元に戻らず、しこりとなってしまったケースです。

なぜこのような自己注射が簡単に行えるのでしょうか。

注射に使うヒアルロン酸を輸入する際には薬事法の規制を受ける。

しかし、厚生労働省によると、個人が少量を自分で利用する場合は所定の手続きを経ずに入手できるという。

少量のヒアルロン酸を個人が自分で利用する場合には、薬事法の規制外となってしまうからのようです。

自己注射は後遺症が残る可能性があるようですので、ぜひ気をつけていただきたいものです。