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■成功する人が共通して持つ「グリット」という能力とは?
成功者が共通して持つ「グリット」という能力–才能でも、努力でもない第3の要素とは?
(2014/12/22、ログミー)
これら4つの異なる調査対象について研究した結果、成功を収める人たちは、共通してある1つの性格を持っていることが明らかになったのです。
それは高学歴や知能の高さではありませんでした。外見の良さでも、身体的能力の差でもありません。これこそが「グリット」です。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のことです。
心理学者のAngela Lee Duckworth(アンジェラ・リー・ダックワース)氏が成功に必要なものとして提唱したのが、「物事を最後までやり遂げる力」です。
どんなに才能に恵まれていても、その才能を伸ばすための長期的・継続的な努力が足りなければ成功するのは難しいということですね。
IQの高さより自己鍛錬が大事によれば、持って生まれた才能(IQの高さ)よりも継続して努力することの方が学業の成績がのびるという結果が出たそうです。
それでは、どのようにすれば子供の時に「物事を最後までやり遂げる力」を育てることができるのでしょうか。
アンジェラ・リー・ダックワース氏もその答えはまだ分かっていないようですが、グリットを持った子供を育てるために1番役立つと思われる考え方として「グロース・マインド・セット」を紹介しています。
「グロースマインド・セット」というのは、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士が発展させた考えで、内容としては「知能は生まれつき固定されたものではなく、後天性のもの、努力を重ねることによって変えることができるものである」という考え方です。
ドゥエック博士の研究では、子供たちに脳と知能の発達について予め学習させ、知能は生まれつきのものではなく、挑戦し続けること、努力することによっていくらでも伸ばすことが可能であると教え込んだ後に難しい問題を解かせると、子供たちは難しい問題に対しても失敗を恐れず、自ら進んで挑戦しようとすることが分かりました。
つまり、才能は生まれつきのものではなく、挑戦し続けることによって伸ばすことができるという考えを教えると、子供は失敗を恐れず挑戦しようとするそうです。
結果も重要かもしれませんが、もし子供が失敗をしたとしても、失敗を恐れず新しいことにチャレンジしようという気持ちで失敗をしたのであれば、その事自体を褒めてあげることが大事なのだと思います。
そして、もしあなたが「物事を最後までやり遂げる力」を持っているのだとしたら、素晴らしい”ギフト”に恵まれているということなので自信を持ってくださいね。
by A♥(画像:Creative Commons)
→ 「才能」とは長い間同じ姿勢で同じ情熱を傾けられる力|羽生善治さんの言葉より について詳しくはこちら
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