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【あさイチ】尿もれやニオイが気になる人に!正しい拭き方と排尿の仕方|簡略更年期指数(SMI)チェックの方法|女性ホルモンの治療(ホルモン補充療法・低用量ピル・漢方薬)のやり方

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2017年11月13日放送の「あさイチ」(NHK)のテーマは「女性ホルモン」でした。

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【目次】

■大豆イソフラボン 3人に2人は効果なし!

Blue(s) Cendrillon

by Florent Chretien(画像:Creative Commons)

エクオールとは、大豆イソフラボンがエクオールを作り出すための腸内細菌(エクオール産生菌)のチカラでつくられます。

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

​エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。

これまで日本人の50%がイソフラボンを摂取しても、エクオールによる更年期症状緩和の効果ができないと考えられてきましたが、最近の発表によれば、日本人の3割にエクオール産生者が減少している可能性がある層です。

【追記(2017/6/5)】

第15回日本抗加齢医学学会総会たった3割?エクオール産生者減少の可能性。

(2015/5/29、浜松町ハマサイトクリニック)

2015年5月29日に開催された第15回抗加齢医学会総会での発表によれば、エクオール産生能力者は約3割の結果が出ているとのことで、エクオール効果の恩恵にあずかれる女性は、これまで知られていた以上に減少している可能性があります。

【!追記終わり】

若い人にエクオールを作れる人が少なくなっているそうですが、食の欧米化が原因ではないかと考えられます。(欧米人の3分の2がエクオールを作り出せない)

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。




■尿もれやニオイが気になる人は正しい拭き方と排尿の仕方を学ぼう!

下着が臭う原因は「尿漏れ」ではなく「尿の拭き残し」にあるそうです。

女性ホルモンが減少すると尿道周りの粘膜の表面の層が薄くなるため、尿がきちんと拭き取れていないと、アンモニアが粘膜に入り込んだ結果、炎症を起こし、ニオイの原因になってしまうそうです。

●女性のおしっこの正しい拭き方

  1. トイレットペーパーを前後に動かすのではなく、紙を入り口にやさしく当てて5秒~10秒吸わせるだけ

※ニオイやかゆみなどのトラブルが減るそうです。

※番組に出演されていた先生はデリケートゾーンのことを「夢のある場所」と名付けていました。

●洋式トイレの排尿の仕方のポイント

  1. 大きく股を開く
  2. 前傾姿勢

自浄作用があるので石鹸やボディソープで洗ってはいけないそうです。

■簡略更年期指数(SMI)チェック

簡略更年期指数(SMI)の項目 引用:小山嵩夫, 1993

●顔がほてる 強10 中6 弱3 無0
●汗をかきやすい 強10 中6 弱3 無0
●腰や手足が冷えやすい 強14 中9 弱5 無0
●息切れ・動悸 強12 中8 弱4 無0
●寝つきが悪い 強14 中9 弱5 無0
●怒りやすく、すぐイライラする 強12 中8 弱4 無0
●くよくよしたり、憂鬱になることがある 強7 中5 弱3 無0
●頭痛、めまい、吐き気がよくある 強7 中5 弱3 無0
●疲れやすい 強7 中4 弱2 無0
●肩こり、腰痛、手足の痛みがある 強7 中5 弱3 無0

0-25 上手に更年期を過ごしています。
26-50 食事や運動に注意を払いましょう。
51-100 医師の診察を受けましょう

【参考リンク】

40~50代の頑張りすぎる女性は更年期症状などの体調不良の自覚率が高い!によれば、不調に対してどのような対処をするという質問に対して、「安静もしくは休養する」(56.2%)、「我慢してやりすごす」(41.5%)といった対処法をする女性が多く、「病院に行く」(26.8%)、「薬局に行く」(18.8%)といった具体的に対処する傾向は低いという結果が出ています。

日本の女性は更年期症状やPMSなどの女性特有の症状に対しての自覚率が低いによれば、日本の女性はアメリカの女性と比較すると、女性特有の症状に対する関心が低く、そうした症状に対する行動(婦人科を受診するなど)をしない傾向にありましたが、今回のアンケート調査はその結果を裏付けるものとなっています。

今回出演された医師も一つでも気になる症状があれば、婦人科で診てもらうようにしてくださいとアドバイスをされていましたので、気になる方は診てもらいましょう。

■女性ホルモンの治療

●ホルモン補充療法(HRT)

  • 飲み薬
  • 貼り薬
  • 塗り薬

※最新の産科婦人科学会のガイドラインによれば、乳がんリスクに及ぼす女性ホルモン剤の影響は小さいそうです。

●低用量ピル

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●漢方薬

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【参考リンク】

■まとめ

今回出演した医師がおっしゃるように、更年期の時期は「自分ファースト」にした方がいいのでしょうが、晩産化・晩婚化で「子育て(育児 )」と「介護」のダブルケア問題に加えて、自身の更年期障害まで抱えてしまうと大変ですよね。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら







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ピルを3年以上使用したことがある女性は緑内障にかかるリスクが2倍になる!?その理由とは?

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■ピルを3年以上使用したことがある女性は緑内障にかかるリスクが2倍になる!?その理由とは?

El secreto de sus ojos

by Dani Vázquez(画像:Creative Commons)

ピルで緑内障に、3年以上服用でリスク2倍―米調査

(2016/5/11、読売新聞)

経口避妊薬(一般的な飲むタイプのピル)を3年以上使用したことがある女性は、ピルを使用したことがない女性に比べて緑内障にかかるリスクが約2倍に高まっていたとする調査結果が、4月発行の米国眼科学会誌「Ophthalmology」( 2016;123:729-36 )に掲載された。

以前取り上げたピル(経口避妊薬)の長期使用、緑内障リスク増の恐れ(2013/11/21)によれば、米国眼科学会によれば、ピルを3年以上使用したことがある女性は緑内障にかかるリスクが、そうでない人に比べて2倍になるという研究結果がでているそうです。

研究グループによると、その中で女性ホルモンの一つであるエストロゲンには視神経を守る働きがある可能性が浮上。一方、閉経するとエストロゲンが急激に減少するが、閉経が遅い女性に比べ早い女性では緑内障の危険性が高いとの調査結果も報告されているという。

エストロゲンには視神経を守る働きがある可能性があり、低用量ピルを服用すると血液中のエストロゲン量が少なくなる働きがあるため、緑内障にかかるリスクが高まる可能性があるようです。

ピルは女性の生活の質を向上させる?によれば、ピルには避妊以外にも、生理痛を軽くしたり、月経量を少なくしたり、また子宮内膜症や子宮外妊娠、骨粗鬆症や関節リウマチのリスクを軽減することが証明されているため、そうした目的のために処方されることもあるそうです。

しかし、今回の研究によれば、緑内障にかかるリスクが高くなるおそれがあるため、使用には注意が必要になってくるかもしれません。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら







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ピル(経口避妊薬)の長期使用、緑内障リスク増の恐れ

Untitled

by Laura Ferrer i Vilaseca(画像:Creative Commons)

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経口避妊薬の長期使用、緑内障リスク増の恐れ

(2013/11/20、AFPBB)

経口避妊薬を3年以上にわたって使用したことのある女性では、失明に最も多い原因とされている緑内障にかかるリスクが2倍になるとの研究結果が18日、米国眼科学会(American Academy of Ophthalmology)の年次会合で発表された。

米国眼科学会によれば、ピルを3年以上使用したことがある女性は緑内障にかかるリスクが、そうでない人に比べて2倍になるという研究結果がでているそうです。

⇒ 緑内障 について詳しくはこちら

今回の研究では、経口避妊薬と緑内障の因果関係を確かめることは行っていないが、過去の研究では女性ホルモンのエストロゲンが、緑内障の発症に重要な役割を果たしている可能性が示されている。

ピルは女性の生活の質を向上させる?によれば、ピルには避妊以外にも、生理痛を軽くしたり、月経量を少なくしたり、また子宮内膜症や子宮外妊娠、骨粗鬆症や関節リウマチのリスクを軽減することが証明されているため、そうした目的のために処方されることもあるそうです。

しかし、今回の研究によれば、緑内障にかかるリスクが高くなるおそれがあるため、使用には注意が必要になってくるかもしれません。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

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緑内障関連ワード

緑内障の症状

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正常眼圧緑内障

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ピルは女性の生活の質を向上させる?

Upon Arrival

by David Simmonds(画像:Creative Commons)




「ピルを飲むと長生きできる」研究で判明した驚きの結果

(2012/4/10、Menjoy)

■ピルによる避妊の失敗率は1年間で0.3%

コンドームを正しく使っても、避妊の失敗率は1年間でおよそ2%になります。手順をおろそかにすれば失敗率は15%まで上昇し、これでは避妊方法としての役割を果たせません。

一方で、飲み忘れさえなければ、ピル(低用量経口避妊薬)の失敗率は1年間で0.3%です。ピルはエストロゲンとプロゲステロンの働きによって、排卵そのものを止めてしまうため、このように高い効果が得られるのです。

避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」によれば、「大丈夫な気がしたから」という根拠のない自信、安全日への過信、雰囲気を悪くしてはいけないという気持ち、男性主導による避妊(膣外射精・精子がないなど)と言った理由から効果的な避妊をしてこなかったようです。

もちろんピルは医薬品であるため注意点もあり、医師の指導のもと適切に使用する必要がありますが、女性自身が望まない妊娠を避けるためには、ピルによる避妊も選択肢の一つだと思います。

ピルは女性の生活の質を向上させる

ピルには避妊以外にも、生理痛を軽くしたり、月経量を少なくしたりします。また、子宮内膜症や子宮外妊娠、骨粗鬆症や関節リウマチのリスクを軽減することもすでに証明されているため、それらの副効用を目的にピルが処方されることもあるほどです。

しかし、“長生きできる”こと、すなわち“死亡率が低い”ことと大いに関係するのは、実は癌のリスクでした。この大規模な調査結果によれば、大腸から子宮や卵巣、乳房にいたるまで、ほとんどすべての癌について、“ピルを飲んでいる”女性の死亡率がはっきりと低かったのです。

例えば、卵巣癌の観察率は、ピル非服用女性で19.84%に対して、服用女性は9.16%でした。また、大腸癌の観察率は、ピル非服用女性で21.16%に対して、服用女性は11.84%です。これらの結果は年齢・出産回数などによって補正された、統計的に意味のある数値になっています。

英国一般医協会が1968年5月から2010年までのおよそ40年間に、23000人のピル服用女性と同数の非服用女性を追跡調査した結果によれば、ピルを飲むことは女性の生活の質を向上させるということがわかったそうです。

  • 生理痛を軽くする
  • 月経量を少なくする
  • 子宮内膜症や子宮外妊娠、骨粗鬆症や関節リウマチのリスクを軽減する
  • 大腸から子宮や卵巣、乳房にいたるまで、ほとんどすべてのガンについて、ピルを飲んでいる女性の死亡率が低い

→ 生理不順(月経不順)の原因・対策 について詳しくはこちら

→ 生理痛の症状・原因・緩和する方法 について詳しくはこちら







P.S.

また、ピルを使用している人は、良いパパタイプの男性を選ぶことができるかもしれません。

ピルの使用で「よいパパ」タイプの男性を選びがちに?英研究

ピルを摂取している女性は、見た目や性的に魅力のある男性より、長続きする男性をパートナーとして選ぶ傾向にあるそうです。

ピルを摂取している女性は、男性の体臭の好みが変わったり、より優しく、頼りがいのある、「よい父親」的な男性に魅力を感じるようになるそうです。

男性用ピルの候補物質「JQ1」発見

Pills

by Jamie(画像:Creative Commons)




男性用ピルの候補物質発見=投与中だけ精子形成抑止―マウスで確認・米研究所など

(2012/8/17、時事通信)

男性用の経口避妊薬(ピル)の有望な候補物質を発見し、雄マウスに投与している期間だけ精子の数を大幅に減少させ、運動能力も失わせることを実験で確認したと、米ダナ・ファーバーがん研究所やベイラー医科大などの研究チームが17日付の米科学誌セルに発表した。

男性用ピルの開発研究は近年、性腺刺激ホルモンの生成を抑えて精子形成を止める方法が中心だったが、全身のホルモンバランスへの影響が懸念され、臨床応用が進んでいない。これに対し、今回有望とされた低分子化合物「JQ1」は、精巣で精子形成に不可欠な役割を果たすたんぱく質「BRDT」に結合し、邪魔する働きがある。

米ダナ・ファーバーがん研究所やベイラー医科大などの研究チームが男性用ピルの有望な候補物質を発見し、雄マウスに投与している期間だけ精子の数を大幅に減少させ、運動能力も失わせることを実験で確認したそうです。

なぜ男性用ピル(経口避妊薬)を作るのは難しいのか?という記事を以前ご紹介しましたが、今回の記事によれば、「JQ1」という物質が男性用ピルの有望な候補物質となりそうです。

※写真はイメージです。