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【目次】
■食前に野菜ジュースを飲むことによる食後高血糖抑制効果はベジタブルファーストと同等の効果がある!
by Rob Bertholf(画像:Creative Commons)
食前の野菜ジュース摂取でメタボ予防に期待!“野菜ジュースファースト”の血糖値上昇抑制効果はベジタブルファーストと同等であることが判明!
(2016/8/24、カゴメニュースリリース)
白米摂取前に野菜サラダまたは野菜ジュースを摂取すると、推移は異なるものの、共に食後血糖値の上昇を抑えられることがわかりました。また、それぞれ 10 分前より 30 分前に摂取した方が血糖値の上昇を抑える効果が高く、白米摂取の 30 分前に野菜ジュースを飲んだ場合に、最も効果が高いと考えられました。
最近では食前に野菜を食べることで食後の血糖値の急上昇を抑える「ベジタブルファースト」が注目を集めており、#沢尻エリカ さんの美しさを保つ方法(食生活・運動・美容・健康的なライフスタイル)によれば、女優の沢尻エリカさんは野菜から食べる、ベジタブルファーストの発想で食事をとるようにしている(2014年のインタビューより)そうです。
すでに、食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑える効果-カゴメがヒト試験で確認によれば、食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑えることができることがヒト試験で確認されていますので、今回は野菜サラダと野菜ジュースにある血糖値上昇抑制効果にどれほどの違いがあるかを調べる実験となります。
■実験結果
今回の実験で分かったことをまとめると次のような結果になります。
参考画像:食前の野菜ジュース摂取でメタボ予防に期待!“野菜ジュースファースト”の血糖値上昇抑制効果はベジタブルファーストと同等であることが判明! (2016/8/24、カゴメニュースリリース)|スクリーンショット
- 野菜ジュースを食前に摂取することで、野菜サラダを食前に摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果が得られる。
- それぞれ食事の 10 分前より 30 分前に摂取した方が、効果が高い。
さらに、今回の試験条件においては、食事の 30 分前に野菜ジュースを飲んだ場合に、最も効果が高いことが示された。
食前に野菜ジュースを飲むことは、食前に野菜サラダを摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果があり、また、食後30分前に摂取したほうが最も効果が高いことが分かったそうです。
■気になるポイント
今回のニュースで気になるポイントはこちら。
ただし、野菜サラダを食べた場合と野菜ジュースを飲んだ場合では血糖値の推移は異なるという結果が出ています。これは、それぞれの食品による血糖値上昇抑制のメカニズムの違いによるものと考えられます。
野菜サラダと野菜ジュースとでは血糖値の推移が異なる結果が出ていることから、血糖値上昇抑制の仕組みが違うと考えられるという点です。
血糖値を下げる食品・食事方法によれば、食物繊維の多い野菜から先に食べると、糖分が食物繊維に絡まり、通常よりゆっくりと吸収されるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができると考えられますが、野菜に含まれる別の成分が血糖値の上昇を抑えることにつながっている可能性があるので、今後の研究に注目したいですね。
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