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【目次】
■日本一の「美肌県」は「島根県」
by Personal Creations(画像:Creative Commons)
ポーラ | アペックス ニッポン美肌県グランプリ2014 – POLA
ポーラアペックスが約60万件のスキンチェックデータを分析し、「角層細胞が整っている」「シワができにくい」「シミができにくい」「ニキビができにくい」 「肌がうるおっている」「キメが整っている」という基準で美肌偏差値がつくったところ、日本一の「美肌県」は「島根県」だったそうです。
しかも4年連続というのですから、すごいことですよね。
島根県は、年間を通じて日照時間が短めで、水蒸気密度が高く、美肌を保ちやすい環境であるようですが、その他の県と比べても、特に優れた美肌を保ちやすい環境であるというわけではありません。
■「島根県」が美肌県である3つの理由
【追記(2016/6/2)】
(2016/6/2、Woman Insight)
【1】しじみの名産地。
島根県は、しじみの漁獲量を毎年トップ争いするほどのしじみ名産地なんです。しじみは肝臓のはたらきを強化・改善し、さらに成長ホルモンの分泌を促して代謝をアップさせる作用があります。
肝臓が悪いと肌荒れをしてしまい、顔色も悪くなる!?によれば、肝臓は、血液中の老廃物を取り除いたり、必要な酸素やタンパク質を血液を送り出す働きを持っているのですが、肝臓の働きが悪くなると、きれいな血液が送り出されないため、肌が悪くなってしまうそうです。
→ 肝臓の機能・働き について詳しくはこちら
シジミに含まれるオルニチンは有毒なアンモニアを肝臓内で解毒する回路で重要な働きをすることで、肝機能改善に役立ってくれるといわれています。
つまり、シジミに含まれるオルニチンが肝機能改善に役立つことによって、肝臓の働きが良くなり、肌がきれいになっているのではないでしょうか。
また、オルニチンは肝機能改善・美肌・脂肪燃焼・筋肉増強にもで紹介した海外の研究報告(米国の外科学研究誌など)によると、マウスにオルニチンを与えて肌のコラーゲンを測定したところ、コラーゲンの合成を促していることが分かったそうで、オルニチンは体内でコラーゲンの原料の一つであるアミノ酸(プロリン)に変わります。
プロリンは、コラーゲンやNMF(天然保湿因子)をつくる材料になり、シワやたるみを防いでくれます。
→ オルニチン についてはこちら
【2】日本酒の発祥地。
日本酒は「百薬の長」とも呼ばれ、アミノ酸のおかげで肌をもっちりさせる保湿効果が期待できます。
日本酒造りに適した土地ということは、空気も水も食べ物もおいしいということですので、美肌に関係しているのかもしれません。
日本酒自体のアミノ酸は肌の細胞をつくる原料になり、さらに肌のキメやハリ、うるおいを保つためにも使われているので、それが美肌に役立っているのかもしれません。
→ スキンケアアミノ酸で美肌になる方法 についてはこちら
【3】温泉がたくさんある。
島根県に温泉がたくさんあるからといって、島根県の人が温泉にひんぱんに浸かっているとは限らないですが、ただ、島根県には「玉造温泉」「美又温泉」「湯の川温泉」など美肌効果があるといわれる温泉が多いので、何か関連性があるのかもしれません。
■「長崎県」と比較してみる
地元長崎県と比較してみます。
長崎県は日照時間は島根県より長めですが、水蒸気密度が高く、生活習慣も島根県よりも良いという結果が出ています。
しかし、「角層細胞が整っている」「シワができにくい」「シミができにくい」 「肌がうるおっている」という点では大きな差が開いています。
遺伝的要素でないとすれば、日照時間(紫外線による影響)が美肌にとっての大きな要素と言えそうですね。
もうひとつ気になるのは、長崎県の方への美肌に対するアドバイスとして、疲れを感じやすい方が多いとあります。
9割の女性が疲れている!?肝臓が疲れているのかも?によれば、肝臓には代謝や解毒といった身体にとって大事な機能があるのですが、体の疲れの原因である「睡眠不足」や「ストレス」といったものが、肝臓に負担をかけることにより、肝臓の機能が低下し、ますます疲れてしまうということが考えられるようです。
肝臓が悪いと肌荒れをする?によれば、肝臓は、血液中の老廃物を取り除いたり、必要な酸素やタンパク質を血液を送り出す働きを持っているのですが、肝臓の働きが悪くなると、きれいな血液が送り出されないため、肌が悪くなってしまうそうです。
もしかすると、疲れによって肝臓に負担がかかり、肌荒れを起こしている人が多いのかもしれません。
体の疲れの主な原因としては「睡眠不足」「ストレス」「仕事が忙しい」「運動不足」があります。
美肌のためにも、運動する習慣を持って、しっかり休息を取るようにしてみてくださいね。
【追記(2016/9/24)】
2016年9月24日放送の「サタデープラス」で肥満になりやすい県ワースト1として「長崎県」が挙げられていました。
参考画像:体格(BMI)及び生活習慣に関する都道府県の状況|平成24年国民健康・栄養調査結果の概要|厚生労働省スクリーンショット
長崎県の人の肥満になりやすい生活習慣の特徴として挙げられていたのが2つ。
1.運動不足
- 坂道が多いため歩かない
- タクシーの支出額4位
- 自転車利用が少ない
2.砂糖の摂り過ぎ
- 甘いものが大好物
- 醤油もあまくち
- 味付けに砂糖を入れる
この2つから考えられるのが「糖化」です。
「糖化」とは、私たちの体内にある大切なたんぱく質と、食事によって摂取した「糖」とが結びつくことで、糖化したたんぱく質AGE(糖化最終生成物)が生成され、体内に蓄積してしまうことです。
コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしているたんぱく質です。
若いコラーゲンは弾力があり、皮膚にもハリが出て、血管や骨もしなやかさを保ちます。
しかし、コラーゲンに糖分がくっつくと、AGEに変化します。
正常な皮膚の弾力繊維にAGEがたまると、変形して弾力性を失ってしまい、シワが出来たり、皮下脂肪の重みに耐えられずたるみが出来てしまうようです。
糖化が進むと、キメが粗くなり、シワ、くすみの増加につながります。
また、肌のたるみ、カサつき、ゴワつきなども起こります。
そして、肌のターンオーバー周期も延びてしまいます。
□甘いものの間食が多い
□丼物が多い
□アメやお菓子が周りにある
□ペットボトルの清涼飲料水をよく飲む
□甘辛い料理が多い
□ごはんや麺類などの主食をしっかり食べたい
□野菜や豆類が嫌い
□夜食を食べることが多い
□早食いをする
□運動不足
【参考記事】
糖化チェックからもわかるように、大事なポイントは「血糖値」です。
食事をすると血液中に糖分が増加し、エネルギーとして使われます。
しかし、食べ過ぎで糖分が余ってしまうと、たんぱく質とくっついてAGEになります。
血糖値が高い人は、大量のAGEを作っているということになります。
美肌が気になる長崎県の方で「砂糖の摂り過ぎ」「運動不足」に当てはまる方は糖化による見た目の老化の可能性がありますので、生活習慣を変えてみてはいかがでしょうか。
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